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甘味と旨味が濃縮!急須を使った水出し緑茶の作り方|1899 CHACHACHA BLOG

2022/06/18 茶を食す話 森田輝

甘味と旨味が濃縮!急須を使った水出し緑茶の作り方|1899 CHACHACHA BLOG

いよいよ夏の到来!

そこで今回は、そんな夏にきりっと冷たく飲める「水出し緑茶の作り方」をご紹介します。

水出し緑茶の魅力は、苦味や渋みの抽出が少なく、まろやかな旨みや甘みがある味わい。

そして、フィーチャーするのは、急須を使ってお家でパパっと簡単に美味しく淹れられる方法!私も水出し緑茶を作って飲んでみました。

このブログの目次

水出し緑茶とは

まずは、水出し緑茶について簡単に説明しましょう。さて、水出し緑茶と聞いて多くの人が“冷たいお茶”、つまり「冷茶」のことだと思われるのではないでしょうか。実は「水出し緑茶」と「冷茶」の淹れ方は異なるもので、一括りに同じものとは言えないのです!冷たい水で時間をかけて浸出して淹れたお茶を「水出し緑茶」と言い、お湯で淹れたお茶を冷やしたものを「冷茶」と呼びます。

水出し緑茶の味わいとは

このように水出し緑茶と冷茶は淹れ方が異なるので味わいの特徴に差があります。ここでポイントとなるのが「日本茶は使用する水の温度によって、味わいの基となる成分の抽出量が変化する」ということ。お茶に含まれる渋味の成分であるカテキンのエピガロカテキンガレートや、苦味の成分であるカフェインは、お湯の温度が高いと溶けやすい性質があり、約60度以上のお湯で淹れると茶葉から溶け出す量は増加します。一方で、水で時間をかけてじっくり抽出すると、エピガロカテキンガレートとカフェインの抽出量が抑えられるため、緑茶の渋味・苦味が少なくなります。

また、旨味・甘味の成分であるアミノ酸や、柔らかな苦味を感じさせるカテキンの一つであるエピガロカテキンは、低温の水にも溶出しやすい特徴があり、お湯で淹れた場合とほぼ同じように抽出されます。

つまり、冷茶は‟お湯で淹れて、それから冷やしたお茶”なので、その味わいはお湯で淹れた熱いお茶と同様に力強い苦味や渋味を感じられる味わいのお茶になります。一方で、水出し緑茶は水で淹れたお茶なので、苦み・渋みが少ない、まろやかな甘みと旨味のある味わいのお茶になるのです。

水出し緑茶の特有の健康メリット

水出し緑茶の魅力は味わいだけではありません!水出し緑茶の健康的側面のメリットとして、下記が挙げられます。

・お茶に含まれるカフェインが少ない
前述の通り、お湯を使わず水出しで淹れるので含まれるカフェインが少ないのが特徴です。カフェイン摂取量を気にされる方、緑茶の苦みや渋みが苦手な方やお子様にもオススメです。

・他のお茶よりもビタミンCが摂取できる
緑茶の中でビタミンCが一番多く含まれるのは「煎茶」です。ビタミンCは、水溶性なので水に溶けやすく、熱に弱い性質があります。緑茶に含まれるビタミンCは、カテキンがビタミンCを安定に保ってくれるので比較的壊れにくいですが、水出しすることで熱にさらされることなく抽出することができ、他のお茶よりもビタミンCを摂取しやすいのです。

急須で淹れる水出し緑茶の作り方

さて、いよいよここからは急須を使った水出し緑茶の作り方についてご紹介します。フィルターインボトルなどで水出し緑茶を作るのが一般的ですが、今回は、少量ながらもこだわりの濃さで水出し緑茶を楽しめる急須を使った淹れ方をフィーチャーします。急須に煎茶と水を入れるだけなので手間なく簡単にパパっと作れますよ!

用意するのは、一般的に広く普及している煎茶の葉。量は水100mlに対して3g(ティースプーンで山盛り1杯くらい)です。そして、茶こし、茶こし網のついた急須を用意します。


このような一般的な煎茶の茶葉で淹れることができます。
ちなみに、今回使用したのは「新茶 六煎茶 リーフ50g
6つのお茶を使用した1899のオリジナルブレンド茶です。


写真のような茶こし網が付いた急須を用意してください。
こちらの「鉄鉢 急須 白練」はSHOP 1899 ONLINEでも購入いただけます。

急須に煎茶を入れて水を注ぎます。あとは急須を冷蔵庫に入れて1時間ほどおくだけ。

注意点として、茶葉によっては浸出時間が長くなると苦みが強くなるものもあります。レシピ例では、1時間ほどの浸出ですが、自分自身のお好みの時間で調整してみてください。


こちらが急須を使用して作った水出し緑茶。
鮮やかな緑色で見た目涼しく、夏にピッタリ。

美味しい水出し茶を楽しむために、茶葉と水に注目しよう

美味しい水出し緑茶を楽しむためには、茶葉と水が重要です。

煎茶は高級な深蒸しの茶葉にすると、濃く抽出され、より甘みを感じられます。茶葉を細かく粉砕した水出し用茶葉も販売されていますが、先ほどのレシピに沿えば一般的な煎茶の茶葉で問題ありません。

水は硬度が低い軟水(硬度100未満の水)を使用した方がベター。硬水(硬度100以上の水)にはカルシウムイオンやマグネシウムイオンが多く含まれるので、カフェインやカテキンと結びついて、香りや味わいがうまく抽出されません。日本の水は、ほとんどが軟水なので、ペットボトルの水はもちろん、水道水をそのまま使用しても問題はありませんが、水道水には消毒のために独特の臭いがするカルキが含まれているため、使用する際には2~3分ほど沸騰させてカルキを抜いた方が良いです。

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