
ハロウィンにぴったりのかぼちゃプリンの作り方
~料理長から教わる卵・牛乳不要のレシピ~
10月31日はハロウィン。街のあちこちがオレンジ色に染まり、わくわくする雰囲気でいっぱいです。今回はハロウィンにぴったりのかぼちゃレシピをレストラン1899お茶の水の店長兼料理長 大久保に教えてもらったので、ご紹介します!卵なし、牛乳なしで作れるヘルシーな「かぼちゃプリン」です。
そして、かぼちゃプリンに合わせる「ほうじ茶スパイスティー」の作り方もご紹介!
<卵・牛乳を使わない>かぼちゃプリンの作り方
レストラン1899お茶の水で10月限定で提供している、ハロウィンアフタヌーンティープレートにも入っているかぼちゃプリン。このプリンは豆乳をベースに作っており、卵も牛乳も入っていません。このレシピをベースに、家庭で作りやすいレシピにアレンジ。
卵も牛乳も使わないことでかぼちゃの甘みがダイレクトに楽しめますよ。ハロウィンにはもちろん、ヘルシーにおやつを楽しみたい方、卵・乳アレルギーをお持ちの方にもおすすめのレシピです!
むっちり固めのかぼちゃプリンです。ぜひ試してみてくださいね。
準備するもの
小鍋
プリン用の耐熱容器
ゴムベラ
ボウル
こし器
ミキサーやフードプロセッサー、ハンドブレンダーなど(ない場合は泡立て器でも可)
材料(100㏄プリン容器 3個分)
<カラメル>
・グラニュー糖 35g
・お湯 30cc
<プリン>
・豆乳 180g
・かぼちゃ 140g(種、皮を取り除いた状態)
※種とわたを取り除いたあと、皮つきで約190gで正味140g程度になります。
・砂糖 20g
・黒蜜 20g
・ゼラチン 5g(氷水で戻しておく)
・バニラエッセンス 少々
手順
<カラメル>
①小鍋にグラニュー糖を入れ中火にかける。
\料理長ワンポイントアドバイス/
砂糖を一度に入れずに4回ほどに分けて入れると失敗しにくいです。1回目の砂糖を入れて白い結晶の砂糖が透明に変わったら、次の砂糖を入れて、透明になるまでしばらく待ちます。これを繰り返します。ゴムベラで混ぜずに、鍋を傾けたり、回したりしながらカラメルを作りましょう。
②ふつふつと泡立ち、カラメルが色づいてきたらお好みのタイミングで火を止め、お湯を大さじ1杯(15㏄)入れる。鍋を回しながらなじんだら、さらに大さじ1杯のお湯を入れる。
(お湯を入れる時にカラメルが跳ね上がるので火傷にご注意!)
\料理長ワンポイントアドバイス/
苦めがお好みであれば暗めのこげ茶色になるまで、ほろ苦い程度がお好みであれば茶色になるまで煮詰めます。
③プリン容器にカラメルを注ぐ。
<プリン>
①かぼちゃの種とわたと取り除き、皮つきのまま一口大に切り、水を大さじ1杯かけ、ラップをふんわりかけて、電子レンジ600Wで4分程度温める。
(かぼちゃが柔らかくなるまで様子を見ながら加熱時間を調整してください。)
②小鍋に豆乳、砂糖、黒蜜を入れて弱火で加熱し、温まったら水で戻しておいたゼラチンを加えてよく混ぜる。(沸騰させない。)
③①のかぼちゃが柔らかく加熱できたら、皮を取り除く。

④ボウルなどに③のかぼちゃ、②、バニラエッセンスを入れ、ミキサーで滑らかになるまで攪拌する。
\料理長ワンポイントアドバイス/
ミキサーなどがない場合は、先にかぼちゃを泡だて器でつぶして、砂糖を加えよく混ぜた後に、温めた豆乳を入れてください。
⑤一度濾す。
⑥別のボウルに氷水を用意し、⑤のプリン液を混ぜながら冷やしていく。
⑦プリン容器に注ぐ。
⑧冷蔵庫で冷やす。

⑨冷え固まったら、お皿にプリンを逆さまに置き、上下に振りプリンを出す。
\料理長ワンポイントアドバイス/
プリンが下りてこない場合は、プリン容器の縁を竹串やつまようじなどで1周ぐるりとすると外れます。

かぼちゃプリンに合わせるお茶
ほっこり甘いかぼちゃプリンには、香ばしくすっきりとしたほうじ茶を合わせるのがおすすめです。かぼちゃとも相性のよいスパイスをブレンドした「ほうじ茶スパイスティー」はいかが。
ほうじ茶のスパイスティー
ほうじ茶の香ばしさの中に感じるキリっとしたスパイシーさが、かぼちゃの甘味をより引き立てます。
材料
・水 400㎖
・シナモンスティック 1本
・クローブ(ホール) 3本
・黒胡椒(ホール) 7~8粒
・ほうじ茶茶葉 6g
作り方
①小鍋に水、スパイス(シナモン、クローブ、黒胡椒)、水を入れ煮立てる。煮立ったら火を弱めにして3分ほど煮込む。
(お湯の色が茶色く色づいてきます)
②火を止め、ほうじ茶茶葉を入れ、蓋をして1分待つ。
③濾す。

ハロウィンにかぼちゃを飾るようになったのはなぜ?
ハロウィンといえば、オレンジ色のかぼちゃ「ジャック・オー・ランタン」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
このかぼちゃを飾るのには、2つの理由があるといわれています。
1つ目は「魔除け」。
ジャック・オー・ランタンを飾ることで、ハロウィンの日に現れる悪霊が家に近づかないようにすると考えられていました。
2つ目は「先祖が迷わず戻れるように灯す道しるべ」。
ハロウィンの起源となった古代ケルト人のお祭り(10月31日)は、あの世から先祖の魂が戻ってくる日とされており、ジャック・オー・ランタンの灯りを頼りに迷わず家へ帰れるようにしたのだそうです。
ハロウィンで飾ったかぼちゃは食べていいの?
ハロウィンでよく使われるオレンジ色の大きなかぼちゃ(ペポカボチャ)は、観賞用が中心で水っぽく味も薄く、食用にはあまり向いていないとされているようです。さらに、長時間飾っている間に傷んだり雑菌が繁殖している可能性もあるため、食べるのは避けた方が安心です。
ただし、食用のかぼちゃを飾ってすぐ調理に使う場合は問題ありません。飾るときに傷をつけないようにすれば、スープやスイーツなどに活用できます。

今回はハロウィンにおすすめのかぼちゃレシピをご紹介しました。
今年のハロウィンはどのように過ごす予定ですか?仮装で盛り上がるのもよし、かぼちゃを飾って秋の雰囲気を楽しむのもよし、ちょっと特別なお菓子を味わうのも素敵です。この季節ならではの雰囲気を感じながら、思い思いのハロウィンを楽しんでみてくださいね!
