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日常に旅に、MOKUタオルを。|1899 CHACHACHA BLOG

2020/08/15 一服のお茶のような話 清水翠

日常に旅に、MOKUタオルを。|1899 CHACHACHA BLOG

1899はお茶をコンセプトにしたホテルレストランということもあり、販売している物販商品は、お茶に関連した商品がほとんどです。

 

そのようなお茶に関連した商品が並ぶ中、一つ目を引くタオルがあります。

それが今回ご紹介する「MOKU Light Towel」です。

1899の物販商品の中でもちょっと目を引く「MOKU Light Towel」(以下「MOKUタオル」と表記)。

実は私自身がこのMOKUタオルの愛用者です。

プレゼントで頂いてから1年ほど使い倒しているこのMOKUタオルなのですが、これがかなりの優れモノのタオルなんです。

薄手なのに吸水が良くてしかもすぐに乾く。縫製も丁寧でしっかりしている。可愛いくすみカラーで洗面所のタオルハンガーにかけてても馴染む・・。

何よりの良さが「手ぬぐいとタオルの良いとこどり」といった感じのほどよい薄さの生地感です。

端に入った1899の丸いロゴマークも、ホテルでの寛ぎの時間をふと思い出させてくれます。

そんな「ちょっと良いな」と思えるポイントが沢山あるMOKUタオルなのですが、お茶をコンセプトにした1899ならば、物販商品もお茶に関連したものを取り扱うほうが一般的なんじゃないの?と思われる方もいるかもしれません。

お茶関連の商品が並ぶお店の棚で、一際存在感を放っているこのMOKUタオル。

このタオルの存在に、益々興味が湧いてきました・・・!

 

そこで今回はMOKUタオルの製造元であるコンテックス株式会社の営業課の近藤珠文様と、1899ブランドデザイナーの木村夏奈子にインタビューをし、MOKUタオルについて深堀りしてきました。

お二人にお話を伺うにつれ、1899商品全体に一貫して通じる一つのテーマが見えてきました。

 

 

おだやかな瀬戸内海に位置する今治はタオル生産に適した条件が重なり、国内最大規模のタオル産地としてそのブランドの名を広げています。今や日本を代表するブランドとなった今治タオル産業は120年以上も今治の地で栄え、歴史ある優れたメイドインジャパン製品である今治タオルは、その”幸せな使い心地”から国内外問わず多くのファンがいます。 

MOKUタオルを製造されているメーカーのコンテックス株式会社様は、創業1934年の愛媛県今治市に本社を構える老舗のタオルメーカーで、MOKU Light Towelを始めとした細部まで工夫された個性的なタオル商品の数々が多くのリピーターを呼んでいます。

お話を伺った営業課の近藤珠文様は、代表取締役社長の近藤聖司さんのご子息でいらっしゃいます。近藤様はとても気さくな方で、インタビューを通じてモノづくりへのこだわりや商品愛を語ってくださいました。

(写真:コンテックス株式会社 営業課 近藤珠文様)

 

―――近藤様、さっそくですがMOKUタオルの開発秘話について教えてください。 

 

元々は弊社の「布ごよみ」というタオル手ぬぐいがモデルでした。主に温浴施設で販売していたのですが、その使い勝手からリピーターが多いということに気づきました。

吸水性はもちろん、うすい・かるい・ながい・そしてすぐ乾く、といった今までのタオルや手ぬぐいでは全てを満たすことが難しかったポイントが絶妙に揃っていることが好評の理由でした。

こういった商品をアウトドアや旅行などこれまでと異なるシーンでも、もっと多くの人に使ってもらいたいという思いから、よりシンプルなデザインでコンパクトさが伝わるよう、当時は無かった特徴的な巻帯のパッケージングのMOKUが生まれました。

 

―――確かにMOKUタオルは絶妙に使い心地が良いんですよね。
毎日触れるタオルだからこその「こだわり」はありますか?

 

通常のタオルよりも1.5倍細い繊細な糸をパイルに使い、織り方もあえて隙間を空けて緩く織ることで、タオルの吸水性を損なう原因となる柔軟剤に頼ることなく柔らかさが続くことを目指しました。

MOKUのモデルとなった布ごよみを開発した当初は、安価な海外製品が家庭では主流で、一般的に高級なタオルはふんだんに糸を使った分厚いものに価値を感じる時代でした。

しかし、そういったタオルには身体を包みこむ安心感がある一方で、「人の身体を拭くのにここまでの糸量は必要なのか?携帯性や速乾性・柔らかさなどもっと使う人のシーンを細かく考えたニッチな商品があっても良いのかもしれない」と当時の社員が感じたこともあり、それが開発のきっかけになりました。

 

―――なるほど。確かに薄くて軽いのに吸水が良いタオルなのでレジャー等でも活躍しそうですね。
MOKUタオルはまさにこれからの季節にぴったりだと思います。
そんなMOKUタオルですがギフトとして購入される方も多いのではないでしょうか。

 

はい。実際に結婚式の引き出物や、お土産など、ギフトでの引き合いもここ最近増えてきていますね。タオル手ぬぐいを使ったことがないスタイリッシュな人にも届いてほしいという思いから、シンプルさを大切にしています。魅力の一つであるカラーは染め方にも密かにこだわって、手間をかけています(笑)

 

―――世代を問わず色んな方に使いやすいMOKUタオルなので、ギフトにも丁度良いですよね!
カラーの染め方にも密かなこだわりがあるんですね・・!
では、ここからはタオルの製造過程について踏み込んだお話を。
タオルの製造の過程では、「最新鋭の機械のみに頼らず、商品の特長に合わせて古い機械も活用する」と伺ったのですが、具体的にはどのように機械を使い分けているのでしょうか?

 

 現代の織機は新しくなるにつれて、より短時間に多くの枚数を織るのに適した効率的な仕様を目指して開発されています。それはもちろん効率的ではあるのですが、弊社ではほとんどの製品に通常のタオルには使われない1.5倍~2倍ほど細い糸を使用ながら生産しています。そういった糸は現代の織機のスピードや強い張力に糸が耐えられず頻繁に切れてしまって生産が出来なかったり、織れたとしても表面があまり綺麗ではない仕上がりになってしまう場合があります。

弊社で一番古いTOYODA織機は現代の織機と比べて1/3ほどの速さなので糸に負担がかかりにくいことがメリットです。加えて一回一回の打ち込みが現代の織機より力強いので、繊細な糸を使いながら、現代の織機では難しい毛足の長さまで美しいパイルをだすことが出来ます。

それぞれの織機には長所と短所があり、どれが優れているというよりかは織機の種類に多様性を持ちつつ、それぞれの適性を活かしたモノづくりを行っています。

 

―――専門的なお話を、わかりやすく説明いただきありがとうございます。
MOKUタオルは今治の高い技術を駆使したタオルでありながら、価格がリーズナブルなのも魅力の一つだと思います。そういった意味ではメイドインジャパン製品を気軽に試してみたいという海外観光客のニーズも満たしているのではないでしょうか。
現在は特殊な状況ではありますが、訪日外国人が増えてきている中、御社にとって”日本文化”とはどのようなものでしょうか。

 

タオルはあくまで生活に必要なモノであり、なるべく多くの人に使ってもらいその良さを感じていただきたいという作り手としてのシンプルな想いがあります。そのためにも企業努力を行うことで必要以上に敷居が高くなりすぎないよう心掛けています。

 そして”日本文化”ですが、モノづくりに通じる日本文化の美徳は、やはりその『細やかさ』にあると思っています。それなりの値段でそれなりのモノが手に入る便利な時代において、コストがかかる島国の日本であえてモノづくりを行う理由があるならば、それは非効率的であっても「えっこんなところまで?」というくらい小さなことを大切にしながら突き詰められる文化だと思います。

そういった部分がタオルを通して異なる文化を持った方にも価値として感じていただければとても嬉しいですね。

 

―――御社は100年近い歴史がある老舗のタオルメーカーでいらっしゃいます。御社では「社員全員がものづくりを楽しめること」を大事にされていると伺いました。
長い歴史の中でも変わらずに大切にし続けてきた「ものづくりのスピリット」について教えてください。

日本でモノを作る意味を考えながら、それ一つでは何も変わらないくらい小さい面倒くさいことをどのメーカーよりも突き詰めて、一枚のタオルになった時に大きな違いを生み出していければと思っています。

①厳選した素材を使い、日本国内で安心・安全な生産を行うこと。
②商品を自らが使ってみて、その使い心地がよいか確認すること。
③お客様の声を積極的に取り入れて商品を改善してゆくこと。
④適正な価格で提供すること。

長く続けてきた、これらのこだわりは大切に受け継ぎつつも、
時代の変化に対応できる柔軟さも忘れずにその先の100年を見据えていきたいと思います。

 

近藤様、お忙しい中にも関わらず快くインタビューをお引き受けいただきありがとうございました。

安価なタオルが出回る時代であれど、タオル製造、ひいてはモノづくりそのものに対し決して妥協することなくこだわりを持ち続けていらっしゃるというコンテックス株式会社様。
細部まで突き詰めてこだわった結果が商品という形になり、ユーザーの感動体験に繋がっているのだと、一人のMOKUタオルユーザーとして実感致しました。
近藤様のモノづくりに対する熱いお気持ちがひしと伝わってくるお話でした。

 

1899ブランドデザイナーである木村夏奈子は、MOKUタオルをセレクトされた理由をこのように語っています。

「はじめて出会ったMOKUは、吸水性、速乾性などの機能面に優れていることの他に、その手触り、カラーバリエーションの多さ、細かいネップ(糸の節)がいいアクセントとなって他には無いテイストでとてもスタイリッシュ!自分用に欲しい!と思わせるとても魅力的な商品でした。

メーカーの丁寧で実直なモノづくりの姿勢、そこから生まれる心を掴む商品を目の当たりにして、ぜひたくさんの人に紹介したいと強く思いました。

1899というブランドは、お茶と共に過ごす「ゆるやかな時間」の経験を通して、人々の「心の満足度」と「満足の持続」を提供する。という在り方を掲げています。

中でも物販事業を展開するにあたり、忙しい日々の中にも、時にはお茶を飲みながらのんびりと過ごし、自然や四季に触れ、健康的に毎日の生活や人生を楽しむ、心にゆとりを持つライフスタイルを「SLOW TEA LIFE」と提唱し、このライフスタイルに沿ったものの提供を目指しています。

今回のタオルのように、たとえお茶そのものではなくても、そのライフスタイルにかなう物は1899としてみなさまにご紹介していきたいと考えます。

 

シンプルで使いやすいのにどこか個性が光るもの。

暮らしに寄り添い、ずっと大切に長く使い続けたいと思うもの。

上質で洗練されたクラフトマンシップに裏打ちされた日本の良質なもの。

 

 MOKUは、まさに1899にピッタリなプロダクトです。」

 

MOKUという一つのタオルから、その裏にあるストーリーや携わった人々の想いを知ることができた今回のインタビューでした。

日常的に触れている物の隠れたエピソードを聞くと、不思議とさらに愛着が湧いてきますね。

私も今回のお話を伺って、愛用しているMOKUタオルが前よりももっとお気に入りのものになりました。

 

皆様にもそのように感じて頂けるような1899商品との出会いがあれば幸いです。

 

P.S.

会いたい人に会えないかもしれない、今年の夏。
そんな時には贈り物で気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

1899オンラインショップでは「ゆるやかな時間」を感じられる商品を取り揃えています。
1899の寛ぎの時間をぜひご自宅でもお楽しみください。

今回ご紹介したMOKU Light towelも取り扱っています。
(取り扱いカラーは動画とは異なります)
レストラン1899お茶の水(東京都千代田区)
ホテル1899東京(東京都港区)
オンラインでの購入はこちら

 

薄い・吸水・すぐ乾く。
MOKUタオルはタオルと手ぬぐいの良いとこどりなアイテムでこの夏に活躍すること間違いなしです!
MOKUタオルの使い心地の良さを、ぜひ体験してみてください。私はやみつきです・・(笑)