茶香炉のある暮らし
茶香炉とは?
皆さまは茶香炉をご存じでしょうか?
中々聞き馴染みが無い、という方もいらっしゃるかと思います。
茶香炉とは、皿の上に茶葉を乗せ下から熱し、お茶の香りを愉しむものです。
言わばアロマポットのお茶版、ですね。
お茶を焙じた、自然な優しい香りが広がります。お香の様に直接火を付ける訳では無いので、香りが強すぎないのが特徴です。
緑茶の茶葉を使用するのが一般的で、その中でも茶葉が大きい茎茶が向いているようです。
茶香炉@ホテル1899東京

私が勤めるホテル1899東京でも、2018年の開業時から2階のフロントに茶香炉を置いています。これが何とも良い香りを漂わせ、仕事中も穏やかな気持ちになれます。
(私だけでしょうか笑)
ホテル1899東京は海外のお客様が多く、チェックインの際に初めて茶香炉を目にする方も多く、その香りを愉しんでいる光景をよく目にします。そんな光景を見ていた私はやがてマイ茶香炉が欲しくなり、つい購入してしまいました。
茶香炉を購入してみた

店舗もいくつか回り物色してみましたが、最終的にインターネットで購入しました。
良い意味で少しいびつなフォルムで手作り感があり、一目見た瞬間に気に入ってしまいました。香りが愉しめ照明としても重宝する茶香炉は、特に夜の時間帯に焚くと部屋の雰囲気作りにも貢献してくれます。
例に倣って私もしばらくは市販の茎茶を購入し焚いていたのですが、茶殻で焚いたらどうなるのか?気になり試してみました。
六煎茶の茶殻で焚いててみよう
まずは六煎茶の茶殻でトライ。
六煎茶は、全国から厳選した6種の茶葉を合わせた1899オリジナルブレンドの深蒸し煎茶です。
まず一服。

うん、今日も良い色です。
美味しく頂いた後、ペーパータオルで茶殻の水気を切ります。

濡れたままでは茶香炉に使用した際に煙が出たり焦げ付いてしまう可能性があるので、フライパンで水気を飛ばします。時間のある方はザル等に広げて天日干しにしてみましょう。
フライパンで水気を飛ばし…と簡単に言ったものの上手く水気を飛ばすのが結構難しい。。。慎重にやらないと焦げ切ってしまいます。弱火でそ~っと煎りましょう。

煎っている時の香りも良い。
そして仕上がった茶殻はこんな感じ↓

茶香炉のろうそくに火を灯し準備は万端。

大さじ一杯くらいの分量を上皿に乗せます。

……。
ん…?
……顔を近づけるとほんのり香りはあるが思っていたよりは広がらず。。。
水気が残る事を恐れ過ぎて煎りすぎてしまったのかもしれません。
ということで改めてお茶を煎れ、次は電子レンジでチンしてみました。

500Wで3分ほどチンします。
するとこんな感じになります↓

分かりづらいかもしれませんが、フライパンで煎るよりも茶葉の大きさを維持できています。水気を無くすことが大事なので、水気が残っている場合は追いでチンをしましょう。
これは期待出来るのでは…?
少し時間を置いて冷まし、再び茶香炉に乗せます。
今度こそは頼む…

…ん…?
おお…
10~15分程経つと、ほのかに茶葉の香りが広がってきました。
あくまで個人的な感想ですが、フライパンで煎るよりも電子レンジでチンの方が茶香炉の茶葉作りには向いているのかもしれませんね。
和紅茶でも試してみた
六煎茶に続き、和紅茶の「紅優香」でも試してみました。

こちらも電子レンジでチン。
チンした後はこんな感じ↓

茶香炉に乗せます。

こちらも10分ほど経ったらほのかに香りが広がってきました。
普段は緑茶の茶殻で焚く事しかないので、茶香炉としては新鮮な香りです。

使い終えた茶殻は消臭剤に
長い時間焚いて焦げてしまった茶殻は交換し、消臭剤として活用しています。
茶葉には消臭作用があると言われており、私は茶香炉用としての役目を終えた茶殻を別の容器に移し、リビング、寝室やトイレ等あらゆる場所に置いています。
寝室に置いている茶殻↓

茶香炉と共にゆるやかに
「飲む」だけではないお茶の愉しみ方。
ひと手間はかかりますが、茶香炉を茶葉に活用するその過程が生活をより豊かなものにしてくれていると感じます。なかなか香りを出すのは難しいですが、そのさじ加減を調整するのもまた楽しいです。
皆さんも是非、「茶香炉のある暮らし」を送ってみてはいかがでしょうか。



