
こわごわ見にいった日本茶アカデミーが、かなり楽しかった話
2025年5月に新しくスタートした日本茶セミナー「日本茶アカデミー」。
なんだか玄人向け企画っぽいなぁ、敷居が高そうだなと思われている方はいないでしょうか?
今だから言えますが、何を隠そう、実はわたしもそのひとり。
ちょっとドキドキしながら当日の様子を見学しにいったのですが、行ってみたらめちゃくちゃ楽しくて、あっという間の2時間でした。
これを知らない方がいたら勿体ない。
もしも自分と同じように誤解している方がいたら、それを解きたい…!
「お茶が好き!」という気持ちがある方ならば、きっとどなたでも楽しめるんじゃないかなと感じたので、
今回は、その時の様子を少しお伝えしようと思います。
日本茶アカデミーとは?
日本茶アカデミーは、「人生がもっと楽しくなる日本茶の学び」をテーマに、日本茶メディア「日本茶生活」さんと1899が共催でお届けする体験型セミナーです。
毎回、ゲストとして日本茶専門店や日本茶カフェの店主、茶農家、茶商、茶人、さらには日本茶ビジネスの経営者など、日本茶業界をけん引する次世代のキーパーソンをお迎えします。
1899が開催している日本茶セミナーとして、ほかに「1899ティーカレッジ」がありますが、こちらより専門性が高い内容を取り扱うイメージでしょうか。
日本茶をこれから楽しんでみたい!という方や、気軽にティータイムを楽しみたい方にはティーカレッジ。
日本茶の世界をさらに深めていきたい!という方や、日本茶が大好きで新たな出会いを求めている方には日本茶アカデミーが向いているのかなと感じました。
第1回(5/9)「茶商の仕事」を見学

最初に見学したのは、日本茶アカデミーの栄えある第1回、「茶商の仕事」。
講師は、江戸時代から続く「大佐和老舗」の八代目 茶商、大澤一貴さんです。
開催場所は、港区新橋にある日本茶カフェ、チャヤ1899東京。
お仕事帰りに丁度よい、平日19:00のスタートです。
定員は10人で、おひとりでのご参加がほとんどといった印象。
アカデミーの前半は、トークセッション「茶商が語る」。

茶葉の買い付け、審査(拝見)、合組(ブレンド)。日本茶業界を支える重要なプロフェッショナルの世界を紹介していただきました。
参加者の皆さんも、ドリンクを片手にリラックスした雰囲気。
質問もたくさん受け付けてくださり、大澤さんも参加者の皆さんも笑顔いっぱいのトークセッションになりました。
後半は、ワークショップ「茶商の仕事に触れる」。
茶葉を仕入れた茶商が最初に行う作業「拝見(はいけん)」の一部を体験していただきました。


煎茶の原料である「荒茶」と、完成品の「仕上げ茶」を比較しながら味わっていただく体験も。
イベント終了は21:00ですが、そのあともお話が盛り上がって、ご希望の方は遅くまでお話されていたようですよ。
第2回(6/20)「淹れ手の仕事」を見学

続いて、6月に開催された第2回「淹れ手の仕事」。
講師は、「淹茶選手権」初代・最優秀淹茶賞を受賞され、お茶の淹れ手として活躍されている佐々木香織さんです。
開催場所は、第一回と同様でチャヤ1899東京。平日19:00のスタートです。
前半は、トークセッション「淹れ手として自分らしく生きる」。
お茶の淹れ手として生きること、お茶と向き合うことは、楽しいことだけでなく、ときに辛いことや悔しい思いをすることもあるということ。
日本茶の世界で自分らしく生きるために大切なことや、淹れ手として活動する上で必要なことについてお話しいただきました。

私は淹れ手ではないし、今のところ今後淹れ手になる予定もないのですが、ひとりの社会人として、すごく刺さる内容でした…!
何かに向けて頑張っている方全員にとって、それぞれ得られるもののあるお話だったと感じます。
後半は、ワークショップ「淹茶デモンストレーション&日本茶ペアリングの実践講座」。

実際に茶会でお茶を淹れるシチュエーションを想定し、淹茶の実演を行っていただきました。
お茶を淹れる美しい所作や、語り口にうっとり。
さらに、佐々木さんが考える日本茶ペアリングの基礎知識と、ペアリング理論を実践付きで解説していただきました。

皆さん、楽しみながらも真剣な表情でお茶に向き合っているのが印象的でした。
日本茶アカデミーに参加しませんか?
ここまでお読みいただいて、なんとなく日本茶アカデミーがどのようなものか、イメージが湧きましたでしょうか?
「茶業界でキャリアを築きたい」「日本茶インストラクターになりたい」など、大きな目標をお持ちの方から、「趣味として日本茶が大好き」「日本茶をもっと深く楽しみたい」などお茶を楽しむのが大好きな方まで、幅広い方にお楽しみいただける内容になっています。
毎回、予約を開始するとすぐに枠が埋まってしまうため、メルマガ「CHACHACHA通信」にご登録いただいて通知をお待ちいただくのがおすすめですよ。
ちなみに、「お茶に興味があるけど、日頃あまり飲まない」「急須でお茶を淹れたことがない」といった、“これから” 日本茶の世界に飛び込もうという方は、まずは「1899ティーカレッジ」から参加していただくのがおすすめですよ。
奥深い日本茶の世界。
きっと知れば知るほど、お茶を飲むのが楽しくなるはずです。
みなさんと会場でお会いできるのを楽しみにしております!
