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1899 CHACHACHA Blog

     

花粉症に効くお茶「べにふうき」と丁寧な生活 (後編)
~1899「べにふうきの緑茶」を淹れてみた~|1899 CHACHACHA BLOG

2023/01/18 茶を食す話 1899茶バリエ

花粉症に効くお茶「べにふうき」と丁寧な生活 (後編)<br/>~1899「べにふうきの緑茶」を淹れてみた~|1899 CHACHACHA BLOG

前編では「べにふうき」がなぜ花粉症に効くと言われているのか、花粉症の症状緩和の効果についてご紹介しましたが、後編では実際に1899「べにふうきの緑茶」を淹れてみたいと思います。

▶前編のブログ
「花粉症に効くお茶「べにふうき」と丁寧な生活(前編)」

目次

◆1899「べにふうきの緑茶」を淹れてみた

1899日本茶インストラクター坂上曰く、「お茶を淹れるとは調整です。」

お茶は嗜好品なので、美味しいと感じるポイント、好みは人それぞれで千差万別です。また飲んでいくうちに好みも変化していくものなので、自分の好みを探す自分探しの旅、‘お茶ジャーニー’みたいなものなのですね。

「早速、いろいろと試してみましょう。」

※ご注意!テイスティングは水野(編集長)の独断と偏見です

べにふうきの緑茶<ストレート>

◆試飲その一
レシピ:
べにふうきの緑茶 5g
お湯90℃ 140ml
浸出時間90秒

慣れないうちはお茶をしっかり測ります。

お湯を少し冷まします。

ゆるやかにお湯を注ぎます。

慣れないうちは浸出時間をしっかり計ります。

急須の注ぎ方は、廻し注ぎをします。
順に少しずつお茶を注ぎ、反対方向に戻ります。
※1茶碗→2茶碗→2茶碗→1茶碗
最後の一滴まで注ぎきることが二煎目を美味しく飲むコツです。

べにふうきの緑茶
<ストレート90秒>一煎目

坂上(1899日本茶インストラクター)「花粉症対策のため、メチル化カテキンの効能を向上させる期待をして、熱めのお湯で浸出時間をかなり長めにしてみました。」

水野(編集長)「う~ん、かなり酸っぱいかな、その後に渋みがガツンときますね。アイスコーヒーをストレートで飲む私としては全然平気だけど…。」

坂上(1899日本茶インストラクター)「べにふうきの特徴である酸味と渋みが強く出ますね。べにふうきは紅茶だと、この酸味と渋みが発酵によりかなり調和されてマイルドでクセのない飲み口になるのですが、べにふうきの緑茶で、90秒の浸出時間だと、さっと飲んでも、かなりクセのある余韻を感じます。良薬は口に苦しといった所でしょうか。」

べにふうきの緑茶
<ストレート90秒>二煎目
お湯90℃ 130ml
浸出時間10秒以内

坂上(1899日本茶インストラクター)「二煎目は茶葉が開いているので、浸出時間はひと呼吸でいきましょう(10秒以内)。」

水野(編集長)「かなり、飲みやすくなったかな。美味しいかも。」

坂上「水色も悪くないですね。」

べにふうきの緑茶
<ストレート90秒>三煎目
お湯90℃ 120ml
浸出時間10秒以内

坂上(1899日本茶インストラクター)「三煎目はかなり薄くなります。」

水野(編集長)「お茶の風味の白湯感覚でくいっと飲めるね。」

べにふうきの緑茶<ストレート>

◆試飲その二
レシピ:
べにふうきの緑茶 5g
お湯90℃ 140m
浸出時間30秒

べにふうきの緑茶
<ストレート30秒>一煎目

坂上(1899日本茶インストラクター)「標準的な浸出時間で淹れてみました。」

水野(編集長)「さっきの90秒浸出の二煎目に近いかな、風味はこちらの方よいかも。効能を取るか、味を取るかだね。」

坂上(1899日本茶インストラクター)「好みの問題かと思いますが、30秒の浸出時間だと、酸味や渋味が爽やかに感じる程度になりますね。塩梅としてはよいように思います。」

べにふうきの緑茶<組茶>

◆試飲その三
レシピ:
べにふうきの緑茶 5g+(乾燥)生姜(しょうが)1g
お湯90℃ 140ml
浸出時間30秒

乾燥した生姜(しょうが)をブレンドします。

慣れないうちはお茶と生姜をしっかり測ります。

お湯を少し冷まして、ゆるやかに注ぎます。

慣れないうちは浸出時間をしっかり計ります。

べにふうきの緑茶
<組茶/生姜ブレンド>一煎目

坂上(1899日本茶インストラクター)「生姜を多めに入れてみました。本当は0.3~0.5gくらいがいいと思います。」

水野(編集長)「辛みがちょっときついかな…。後味がちょっと喉にヒリっとくるというか。」

べにふうきの緑茶
<組茶/生姜ブレンド>二煎目
お湯90℃ 130ml
浸出時間10秒以内

坂上(1899日本茶インストラクター)「二煎目の浸出時間は同じくひと呼吸です。」

水野(編集長)「う~ん、ちょっとえぐい感じかな、やはり生姜が勝ってしまっている感じかな。」

坂上(1899日本茶インストラクター)「ちょっとザラつきを感じますね。味わうというよりはサッと喉で飲む感じがよいかもです。」

水野(編集長)「それって、薬を飲む感覚じゃない…。」

べにふうきの緑茶<ティーバッグ>

◆試飲その四
レシピ:
べにふうきの緑茶 ティーバッグ3g
お湯90℃ 130ml
浸出時間30秒

坂上(1899日本茶インストラクター)「ティーバッグで淹れる時のポイントはお湯を先にです。紅茶の場合はジャンピングといって上下に振るのですが、緑茶は茶葉にストレスをあまり与えないように、そっと淹れるのがおすすめです。」

カップにお湯を注ぎます。

ティーバッグをそっと入れます。緑茶の場合はジャンピングはしません。

浸出するのを待ちます。

慣れない内は浸出時間をしっかり計ります。
おおよその時間で好みの水色で判断してもよいです。

そっとティーバッグを取り出します。
二煎目を楽しむ場合は極力お湯を切りましょう。

べにふうきの緑茶
<ティーバッグ>一煎目

水野(編集長)「飽くまでも個人的にだけど、べにふうきの緑茶はクセが強いのでティーバッグで淹れたものが調度いいというか、一番美味しいと感じたかな。」

坂上(1899日本茶インストラクター)「味だけでいえば、やはり浸出時間は30秒くらいがおすすめですね。」

P.S.
この試飲で、約70ml×7杯(約500ml)のべにふうきの緑茶を飲みました。花粉症対策とは言え、正直、飲み過ぎですね。

今日マスクを常用しているのですが、べにふうきの緑茶を飲んだあとマスクをしても判るくらい鼻がスースーして、爽快な気分を感じました。あくまでも個人の感想ですが。

だからといって、べにふうきの緑茶は花粉症の治療薬でも、特効薬でも何でもありませんという話です。

1899として目指しているのは、お茶と共に過ごす「ゆるやか時間」~お茶のあるおもてなしのライフスタイルで、あくまでも自分自身を大切にした丁寧な生活なのです。

厚生労働省のホームページによるとお茶、乳酸菌、サプリメントなど花粉症の緩和作用などの民間療法は医学的な根拠があるわけではなく、花粉症に対する効果は軽微であるとされています。

また、花粉症は根本的には治らないとされ、加齢により花粉症の症状が緩和されていく傾向もあるのですが、むしろ加齢(高齢)による免疫力の低下や、そもそも食生活や生活習慣の違いなどが要因ともいわれます。※花粉症などのアレルギーは免疫の過敏反応の一種です。

医師の処方による薬の服用が花粉症の緩和効果としては最も期待されるのですが、出来れば生活習慣の改善によって花粉症が緩和されるのであれば、それにこしたことはありません。

花粉症になりやすい人
・体内の免疫を刺激しやすいたんぱく質をたくさん食べる人
・栄養のバランスが偏った食事をしている人
・インスタント食品やスナック類などをたくさん食べる人
・食品添加物を多く含む加工食品を摂り続けている人
・不規則な食事時間の人
・ストレスの多い人
という説もあります。

この逆がまさに1899が目指している「お茶を中心とした健康的で豊かなライフスタイル」と思うのです。

お茶を急須で淹れたり、お茶を調整しながら楽しむことはとても面倒ですが、その行為が自分時間を大切にする丁寧な生活に繋がると願っているのです。

ご自愛くださいならぬ、
あなたにお茶共に過ごす「ゆるやかな時間」を。

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