皆さん、こんにちは。
本日は、11月15日(日)に開催した「1899ティーカレッジ 〜第7回:日本茶で楽しくスイーツをたのしもう!~」の様子を皆さんにお伝えさせていただきます。
その前に、毎度ご紹介させていただいておりますが、少し「1899ティーカレッジ」自体に触れたいと思います。1899ティーカレッジとは、当店のコンセプトでもある日本茶の素晴らしさを、様々な視点でより広げていこうという活動です。
最近皆さん、急須でお茶を飲んだことはありますでしょうか?「毎日飲んでるよ」という方もいらっしゃると思いますが、実はここ最近自宅に急須が無い家も増えてきているという話をよく聞きます。飲料の多様化やペットボトルの普及など様々な要因が語られていますが、結果日本茶は近年輸出は増えているものの、国内での供給量は減ってきている状況です。
1899ティーカレッジでは、伝統的で親しみある日本茶を、改めて美味しくいただき、急須のある日本茶の風景を見直していただくことを目指し、今回講師をお願いした指導経験豊富な日本茶インストラクターである若葉園(東京・日暮里)の竹内ひさ代氏や、日本茶からワイン、日本酒、チーズと幅広い見識を持つ二宮斉子氏に加え、外部講師たちが、実際に現場で培った、自宅で楽しめる日本茶の楽しみ方をお伝えしていくことを目指しています。
当店をご存知でない方のために、なぜこのようなことを私たちが行っているかというと、1899ティーカレッジを行う「GEEN TEA RESTAURANT 1899(いち・はち・きゅう・きゅう) OCHANOMIZU」は、『お茶のあるおもてなしの食風景』を創る創作和食店です。 創業百十余年のホテル龍名館お茶の水本店の1階メインダイニングとして、ホテルのコンセプトである「和」を、食の観点から「お茶」と「和食」で表現しました。
日本の伝統的な飲料であり、現代でも多くの人に親しまれている日本茶は、飲料の多様化や、ペットボトルの普及などにより、若い世代を中心に急須離れがささやかれています。しかし、近年、健康志向の高まりから日本に限らず世界中で愛飲されており、お茶のルネッサンスでもあると私達は感じています。 飲食店では無料で提供されている日本茶も、コーヒーや紅茶のように、より多くの人に価値を感じていただくことはできないでしょうか。近年、そのようなカフェなども多く誕生しておりますが、急須離れがささやかている現代で、より多くの方に知っていただくことが必要と私達は感じています。
茶道とも煎茶道とも違う1899流のおもてなしで、日本茶の素晴らしさ、楽しみ方を伝えられる、「お茶のあるおもてなしの食風景」をお届けしたいという思いを掲げているのが、1899ティーカレッジなのです。 過去2回は主に「急須で淹れるお茶」について、どのように美味しく淹れるかなど、ご紹介させていただき、今回は第7回目になります。これまでは日本茶の淹れ方や種類、夏の時期には冷茶、さらには茶道についてテーマを設けてきましたが、今回は少し趣向を変えて「スイーツ」をテーマにしています。
今回のテーマは、「日本茶で楽しくスイーツをたのしもう!」。何と6種類のスイーツとお茶を味比べ、飲み比べしてみようという企画で、特に女性の方の参加者が多く見受けられました。「お茶」というとどうしても少し固い、そして和菓子を合わせるイメージがありますが皆さんいかがでしょうか。今回は講師にスイーツジャーナリストの平岩理緒さんをお迎えし、洋菓子含めて楽しんで頂きました。
今回の講師平岩理緒さんは、マーケティング会社を経て独立され、現在では国内外の銘菓から最新トレンドまで精通。月200種類以上の和洋菓子を食べ歩き、雑誌やTV、WEB等で発信。「All About」スイーツガイド、「おとりよせネット」達人も務められています。さらにスイーツのイベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発・審査評価など幅広く活動されています。今回ティーカレッジでは初めての講師ということで私も楽しみにしておりました。