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そのぎ茶とその産地の魅力|1899 CHACHACHA BLOG

2024/04/27 心の旅の話 古幡祐介

そのぎ茶とその産地の魅力|1899 CHACHACHA BLOG

そのぎ茶とその産地の魅力

皆さんは「そのぎ茶」というお茶をご存知でしょうか。
最近全国規模の品評会等で多くの賞を受賞しており「日本一のお茶」とされることがあるなど、今大注目のお茶です!
そんな「そのぎ茶」を生産・販売している池田茶園様と、1899が共同で、3月に日本茶セミナー「1899ティーカレッジ」を開催。そのご縁で、池田茶園の茶匠・池田亮様にそのぎ茶についてのお話を伺うことができました!
今回は「そのぎ茶」とその産地の魅力について紹介したいと思います。

そのぎ茶の魅力

まずは、そのぎ茶の魅力について茶匠・池田様より、下記のようにお答えいただきました。

そのぎ茶は蒸し製玉緑茶という製法で作られていますが、蒸し製玉緑茶は日本全国のお茶の生産量の約3%ほどしかない大変希少なお茶になります。さらにその中でそのぎ茶に絞ってみると約1%ほどの生産量です。
そんな希少なそのぎ茶は、全国茶品評会で農林水産大臣賞を受賞したり、日本茶AWARDでは日本茶大賞・準大賞・プラチナ賞など数々の賞を受賞している実力のあるお茶なのです。
そのぎ茶の特徴は、蒸し製玉緑茶の特徴である勾玉のような丸みを帯びた形状、渋みが少なく、まろやかな旨み、甘みがあり、水色が鮮やかなことです。
茶葉が一枚一枚丸まった形状をしているため、普通のお茶よりもゆっくり開き、注ぐたびに味や香りの移り変わりを楽しめます。

急須の中でゆっくりお茶葉が開いて注ぐたびに変化があるなんて、何煎も飲みたくなりますね!

東彼杵の魅力① お茶の産地として好条件!

次にそのぎ茶の産地である東彼杵(ひがしそのぎ)の魅力に迫りたいと思います。
東彼杵町は、県庁所在地長崎市から有名なハウステンボスのある佐世保に向かうまでのちょうど中間地点ほどに位置しています。そんな東彼杵のお茶の産地として良いところはどのようなところでしょうか。池田様から以下のようにお答えいただきました。

東彼杵の茶畑は、爽やかな潮風が吹き抜ける山あいの斜面地にあります。
昼夜の寒暖の差が大きく、春に朝霧が立ち込める環境と、多良山系からの豊かな水が、上質の茶葉を育み、唯一無二の味わいを生み出しています。

ちょうど一番茶を育てる4月中旬に茶園のある山間部が朝霧に包まれることにより、水分が程よく葉に触れて新芽の育成を促してくれるのだそうです。
また、昼夜の気温差が生まれることで茶の育成にメリハリが付き、お茶に程よい香りとコク、まろやかな味が出るとのことです。
こういった好条件が美味しいお茶を育てているんですね!

東彼杵の魅力② 移住者大歓迎!憧れの田舎暮らし

また、お茶以外でも東彼杵には様々な魅力があります。
住みやすいまちを目指して2017年に町内全域に光回線を整備し、どんなに山奥に住んでも快適なネット環境を利用できるようにするという、全国的にも珍しい取り組みをおこなっている町なのだそうです。田舎にいながら都会を身近に感じられる様にと考えられているのだとか。
また、都会からの移住者を募集するために、多くの移住・定住支援を行っているそうです。東京23区から移住した場合はかなり大きな補助金があったりします!
東彼杵町で憧れの田舎暮らしを実現するのもいいかもしれませんね。

東彼杵の魅力③ ここにしかないお店と出会える

さらに東彼杵ではここ5年ほどで、自営業の方のお店が次々オープンしているそうです。
2017年に、移住支援や店舗の開業支援などを行う『一般社団法人東彼杵町ひとこともの公社』という法人が立ち上げられており、今回お話を聞いた池田様もその理事を勤められているのだそう。
こちらの支援を受けて、5年間で約20店舗が開業したのだとか。
最近どこを観光しても全国チェーンのお店が沢山ありますよね。旅行者としてはその地域にしかないお店に入りたいという気持ちがあると思います。
東彼杵では、ここでしか出会えないお店を増やすことで地域としての魅力の向上を図っているのですね。

池田茶園の外観

1899で数量限定販売中です

そんな東彼杵で育った美味しいお茶、そのぎ茶を1899で飲むことができるんです!
レストラン1899お茶の水とチャヤ1899東京の両店で、数量限定、無くなり次第終了での提供となっています。
ちなみに、1899で飲める池田茶園様のそのぎ茶の名前は「朱夏(しゅか)」と言います。

名前の由来は陰陽五行説にあるそうです。季節を人生と年代に当てはめた考え方で、青春、朱夏、白秋、玄冬、の四季のうちの朱夏からきているそうです。
冒頭でもお話しましたが、今回のブログは池田茶園の池田亮様のご協力で書くことが出来ました。本当にありがとうございました。

1899で、そのぎ茶「朱夏」を楽しんでみてはいかがでしょうか。