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【後編】日本酒の緑茶割りのベストマリアージュ|1899 CHACHACHA BLOG

2023/11/25 心の旅の話 中廣千沙希

【後編】日本酒の緑茶割りのベストマリアージュ|1899 CHACHACHA BLOG


【後編】日本酒の緑茶割りのベストマリアージュ

前回、日本酒+緑茶の組み合わせを研究しました。

3種の日本酒と緑茶割りの結果を通してどれがおいしいか本ブログで紹介します!

日本酒と緑茶なんて聞いたことのない組み合わせで私も初挑戦です。
どんな組み合わせが生まれるのかとても楽しみです。

こちらのブログは後編です。
前編ブログはこちらから

目次

さて、お茶の準備です。
あっつあつのお湯で淹れていきます。

今回使用するお茶は、1899で販売している【六煎茶】。
旨味が特徴的なお茶です。
苦味や旨味のある六煎茶を主体として日本酒を割っていきます。

まずは大吟醸・純米酒・本醸造酒の3種類の日本酒を公平に飲み比べるために、

六煎茶+日本酒(1:1)

で割ります。

お茶の味わいを引き出させるために、熱々のお茶を急須で淹れ、冷やしたもので
注ぎ入れました。

特定名称酒で割ってみる

左から山田錦(純米酒)、賀茂鶴(本醸造酒)、北秋田(大吟醸)

3種類の日本酒を以下の工程でCHACHACHAメンバーと飲み比べを行いました。

お茶の浸出時間は30秒
でお茶を淹れてみます。

大吟醸+六煎茶

フレッシュで華やかな香りと繊細な味わいを引き立たせる味わいが特徴の大吟醸ですが、
六煎茶で割ってみると・・・

日本酒の華やかさが主役になっていてお茶の旨味、渋みがなかったように思えます。
水の割合が多いのと緑茶の味が全体的に薄まってしまい、日本酒の香りが全く感じられませんでした。

お茶の量を増やして注いでみたら違う結果になりそう。

純米酒+六煎茶

今回使用した山田錦の日本酒は程よい酸味があるのが特徴的ですが、

気になるお味は・・・

うーん・・・。
酸味だけが残ってしまい、お茶の風味が行方不明に。

こちらもお茶の量を増やしてみると・・・?
次に期待ですね。

本醸造酒+六煎茶

純米酒と比べて淡麗でスッキリキレのある味わい。

さて、純米酒と比べてどのような味わいになるのか・・・。

これは美味しいです。

水分の割合が多く、全体的に味が薄く感じたが、
日本酒と緑茶の割合を見直したら一番期待できそう。

飲み比べを終えてみて

1回目の飲み比べで全体的に水の割合が多く、薄い!と言う意見がでました。

茶葉の量を変えてみるなり、蒸らす時間を変えてみるなりすると
結果が変わりそう!

先の見える結果を信じて2回目のリベンジ!

▶2回目

さて気を取り直して、本番に行きましょう!

2回目はお茶っ葉を多くしてお茶の浸出時間は2分間
もっとお茶の味わいを感じられるように2:1(日本酒:茶葉)で割っていきます。

大吟醸+六煎茶

先程より蒸らす時間も増やして、お茶の味わいも濃くしてみると、
お茶の渋みが大吟醸の華やかな香りを消し去るという不甲斐ない結果に。

またお茶の旨味も悪くなってしまい、お互いの良いところをかき消し合っていました。
大吟醸の華やかな味わいを保つために渋めに淹れないほうがいいかもしれません。

純米酒+六煎茶

うーん・・・。

これは1つの飲み物としては失敗でした。

六煎茶の旨味が日本酒の旨味を乗っ取り、山田錦の酸味だけが残ってしまい酸っぱい味わいに・・。

1回目に続き2回目も酸っぱさが残ってしまい濃いめに淹れたことによってより悪目立ちした印象です。

これは、日本酒好きとお茶好きの方々からの反発をくらうに違いない。

単体で十分に美味しいのでわざわざお茶で割らなくても良いという意見が。

本醸造酒+六煎茶

変わらず美味い!

お茶を濃くすることによって日本酒と緑茶のバランスが上手く取れており、マッチしてとても美味しく飲むことができました。

後味も悪くなく本醸造の受け持つスッキリとした爽快感がお茶と割っても感じました。

最終結果

これは好みが分かれる気がします。

吟醸酒で割ったら美味しいという意見も入れば、全く日本酒の香りが活かせていないから却下という意見もありました。

また銘柄によって緑茶にまったく合わないというお酒も発見できました。

個人的には、

お茶をしっかり感じたいのであれば、日本酒の緑茶出しがおすすめですし、
日本酒の香りを楽しみたいのであれば、お茶の割合を減らして吟醸酒と緑茶を1:1で割るのがおすすめですし、
安定した味を楽しみたいのであれば、本醸造酒と緑茶を1:1で割るのがおすすめです。

個人的に最高の組み合わせは・・・

3種を飲み比べてみた中でわたくし個人でどのお酒がどの組み合わせにあうのか、実際に作ってみました。この時点ですでに楽しいです。

個人的におすすめしたい割り方を厳選してみました。

緑茶の日本酒出し

美味い・・!

日本酒を感じ、お茶を感じた!

織りなしている・・・!

作り方は
茶葉3gに日本酒60mlを注ぎ入れ
3時間〜6時間じっくりと溶け出していきます。

お茶をじっくり日本酒で溶け出すことによって、味わいはまろやかになった印象。

日本酒のとがりもなくほのかに香りを楽しむことができました
緑茶が日本酒の香りをすべて持っていくのではなく、香りはしっかりありました。

個人的には一番イチオシです。

また、お茶の味わいがとても濃厚な口あたりになり、とても飲みやすい1杯です。

日本酒(本醸造酒)+炭酸+緑茶+氷で割ってみる 

これは革命です!

とても飲みやすい!

作り方は、急須に淹れたお茶→氷→炭酸→日本酒(本醸造酒)
の順に入れていくのがおすすめ。

最後に日本酒を入れることによって日本酒の華やかな香りが楽しめます。

緑茶ハイが苦手な方はこちらを飲んでみると今まで飲んできた中のお茶+酒で割ってきた概念が変わると言っていいほどびっくり。

炭酸で割ることにより後味スッキリ、緑茶もしっかり感じられる。

炭酸の爽快感でさっぱりと日本酒の風味も全て消されたわけではなく緑茶を組み合わせることによって生かされている。

アルコール度数もさほど高くはないので日本酒をあまり飲まれない方にとてもおすすめ。

独自のアレンジで組み合わせを無限大に

個人の意見としては日本酒+緑茶はとても合っていると感じました。

自身でどれがどれに合うのか模索する時点でとても楽しかったです。

種類によっては合う合わないなどあるかもしれませんが、組み合わせは無限大です。

自分のお気に入りの日本酒や何年も飲んでない古酒を緑茶で割ってみると、もしかしたら最高のマリアージュかもしれないですね。

これから忘年会、新年会など続いていき、お酒を飲む頻度が上がっていく時期となりました。

お酒の付き合いで飲まなければいけない場面もある中、何と言ってもお酒を楽しく飲みたいですね。
今年の忘年会は日本酒と緑茶割りを嗜んで年を越したいところです。

▶前編のブログ
【前編】日本酒の緑茶割りのベストマリアージュ