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1899アフタヌーンティープレートを振り返る|1899 CHACHACHA BLOG

2020/09/12 ゆるやかな時間の話 山口沙織

1899アフタヌーンティープレートを振り返る|1899 CHACHACHA BLOG

2024年3月1日更新

「アフタヌーンティー」というと、3段スタンドに盛り付けられたケーキやスコーンなどのスイーツと、紅茶を一緒に楽しむというのがお馴染みかと思います。
美しく並べられた一口サイズのお菓子を食べながら、ゆっくりお茶と会話を楽しむ午後のひと時・・・最高ですよね。

そんなアフタヌーンティーですが、
「日本茶レストラン」として創作和食を提供しているレストラン1899お茶の水の「アフタヌーンティープレート」は、アフタヌーンティーに日本茶や和のエッセンスを加え、カジュアルにアレンジしたものになっています。

合わせていただく飲み物は、紅茶ではなくもちろん日本茶です。
メニューの中からお好きなものを追加注文することもできますが、おすすめは「本日のお茶」。
通常よりお得な値段で、日本茶をポットでゆっくり飲めちゃいます。

1899アフタヌーンティープレートは、食べきれないほどの種類が並ぶ豪華絢爛なメニュー…ではないのですが、一口サイズのスイーツや、ちょっとしたセイボリー(塩味の食べ物)を並べて、いろいろな種類を少しずつ食べられる、アフタヌーンティーの特別感や楽しみは大切にしています。
和の甘味のアソートのようなイメージです。

個人的には、ホテルなどでよく見る3段スタンドのアフタヌーンティーも大好きで利用しているのですが、ボリュームがあるが故に、途中で思いのほかお腹が一杯になってしまって悔しい思いをしたり、昼食を食べるか迷うこともあったりしませんか?

その点に関しては、1899アフタヌーンティープレートは心配ご無用。
ランチの後でも、最後までおいしく召し上がっていただけるボリューム感なので、手軽にアフタヌーンティー気分を味わいたいときにぴったりです。

あと、値段がお手頃なのも嬉しいポイントだったりします。

今ではすっかりお店の人気スイーツメニューとなった「1899アフタヌーンティープレート」。
今年はグルメサイトのアフタヌーンティーランキングで1位を獲得したり、なにかと人気が高まっているのですが、このメニューは一体いつから始まったものなのでしょうか?

ちょっとたどってみたいと思います。

「1899アフタヌーンティープレート」が誕生したのは今から3年と少し前、2017年3月に遡ります。
日本茶セミナー「1899ティーカレッジ」というイベントのために、1日限定の商品として開発したのが始まりでした。

日頃は急須に触れたり、日本茶を飲む習慣がないお客さまにも美味しくお茶を飲んでもらいたい。
そのために、お茶と一緒に、スイーツを少しずつ、たくさんの種類食べてもらうのはどうだろう?
という発想から、1899流の「アフタヌーンティー」を作ろう!となったのです。

しかし、そこでひとつ大きな課題が。
1899にはパティシエがいないのです。

これまでも和食料理人が、和食の経験や知識、お茶について勉強したことを活かして和風お茶スイーツなどを開発してきましたが、アフタヌーンティーに挑戦するのは初の試み。

完成までには相当な苦労があったようです。
パティシエを真似るのではなく、和食料理人らしいアプローチでスイーツの内容や盛り付けを見直したり、洋菓子でも和のエッセンスを入れてみたりなどの、試行錯誤を繰り返しました。
一度は完成し、商品撮影まで行ったものの、「もっと良いものが作れるのでは!」ということで白紙に戻し、たこともありました。

そして、苦労の末に完成したのが、正方形のワンプレートにお茶スイーツなどを盛り付けた、こちらの初代「1899アフタヌーンティープレート」です。

盆に一口大の料理を盛り付ける、和食の「八寸」のような雰囲気があるからでしょうか。和っぽさを感じます。
和食料理人らしさもありながら、スイーツプレートとしてもかわいいですよね。

抹茶やほうじ茶などの日本茶が一品一品に使用されてており、お茶づくしの内容です。

こちらのアフタヌーンティープレートの写真を載せてイベントの予約を開始したところ、
ありがたいことにご予約が殺到し、これまでにないスピードであっという間にお席が完売。

急遽増席して当日を迎えたのですが、イベントに参加いただいたお客様にとっても喜んでいただくことができました。

お客様の笑顔や、「大満足」「また食べたい」というアンケートのお声を見て、
今日だけで終わらせるべきではないのでは・・・?という思いがスタッフによぎります。
これからも提供したら、お客さまに喜んでいただけるのではないかと考え、アフタヌーンティープレートがカフェタイムのグランドメニュー入りしたのです。

そんな和とお茶のエッセンスを加えた1899アフタヌーンティープレートは、ほかの料理と同じようにお皿からその時の季節を感じられることを大切にしています。
提供を開始した2017年から本日まで、四季ごとにすこしずつ姿を変えながら、さまざまな形で彩りを提供してきました。

ここからは、歴代の「1899アフタヌーンティープレート」をご紹介していきます。

 


2017年

2018年春

2018年夏

2018年秋

2019年春
※この時の撮影の様子はブログでもご紹介しています。

2019年夏

2019年秋

2020年春

2020年夏

2020年秋

2020年冬

2021年春

2021年夏

2021年秋

2021年冬

2022年春

2022年夏

2022年秋

2022年冬

2023年春

2023年

2023年秋

2023年冬

2024年春(現在提供中です)

 

歴代の1899アフタヌーンティープレート、いかがでしたでしょうか? 1899のスタッフでも、一度に全ての写真を並べて見たことがある人は少ないのではないかと思います。
1899アフタヌーンティープレートは、これからも季節に合わせて新たなものをご用意していく予定です。
次の新作も、楽しみにしていてくださいね。

新作メニューの最新情報は、CHACHACHA通信や公式HP、各種SNSで紹介予定です。
ご期待ください。

▼1899アフタヌーンティープレートの動画はこちら