2019/07/10 ゆるやかな時間の話 天心庵守のひとりごと
ある雨の朝に思ったこと。 若いころは梅雨の時期が鬱陶しくて、灼熱の太陽を指おり数えて待ちわびていたものですが、歳を重ねていくうちに、軒下に垂れる雨の雫に宝石の輝きを重ね、大きな雫になると弾き散る水の儚さに時間も忘れて一人戯れる愉しい季節になりました。 雨の中を散策す...