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花粉症に効くお茶「べにふうき」を美味しく楽しむ方法|1899 CHACHACHA BLOG
最近1899ブログでもたびたび発信しているとおり、花粉症に効くお茶「べにふうき」の緑茶が1899の茶バリエの間でちょっとしたブームになっています。
べにふうき緑茶でダイエットに成功した茶バリエもいるようで、べにふうき緑茶生活が習慣化しているようです。
でも、べにふうき緑茶を飲んでいて、正直ある悩みがあります。
「べにふうき緑茶は、ちょっとくせがあるんだよね。」
べにふうき緑茶より美味しいお茶が他にたくさんある中で、花粉症に効くからといって毎日べにふうき緑茶を飲んでいて飽きてきたこともあります。※あくまでも個人の感想、印象です。
このあたりのくだりは、『花粉症に効くお茶「べにふうき」と丁寧な生活』でリポートしています。
という会話を、1899日本茶インストラクターの坂上克仁とまったく別の仕事の打合せでしていたところ、
「おすすめの飲み方ありますよ。」とのこと。
「とくに、べにふうき緑茶ソーダがおすすめです。美味しいです。」
「朝ならば、べにふうき緑茶ラテのコールド、夜ならば、べにふうき緑茶ラテのホットも結構いけてます。」
かなり美味しいので、2021年4月からRESTAURANT 1899 OCHANOMIZU、CHAYA 1899 TOKYOにて「べにふうき緑茶ソーダ」の提供が決定しましたとの報告が合わせてありました。
◆自宅で楽しむ、美味しい「べにふうき緑茶ソーダ」、「べにふうき緑茶ラテのコールド」、「べにふうき緑茶ラテのホット」の作り方を教えて
3月某日 RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUに於いて
1899の日本茶インストラクター坂上曰く、「お茶を淹れるとは調整です。」
お茶は嗜好品なので、美味しいと感じるポイント、好みは人それぞれで千差万別です。また飲んでいくうちに好みも変化していくものなので、自分の好みを探す自分探しの旅‘お茶ジャーニー’みたいなものなのですね。
「今回は自宅で楽しむということで、ティーバッグを使った作り方です。」
「また、編集長の好みに合わせて大容量約300mlで提供します。」
「いずれもお茶の味や香りは劣化しますので、作ったらすぐに飲むのが美味しく飲むコツです。」
※ご注意!テイスティングは水野(編集長)の独断と偏見です
今回試飲で使った「べにふうき緑茶ティーバッグ」はSHOP 1899にて販売中
爽快感あふれる“べにふうき緑茶ソーダ”
レシピ:
・べにふうきの緑茶 ティーバッグ3g×2ヶ
・お湯90℃ 100ml /浸出時間60秒
・氷キューブ(約20ml/1ヶ)×7ヶ
・炭酸水90ml
A お茶を淹れる
容器は、マグカップ、ピューターグラスでも、耐熱性グラスカップでもお好みでよいですが、今回は見えやすく耐熱性グラスカップを使いました。
ただし、熱湯を注ぐのでガラス製、プラスチック製、アクリル製など必ず耐熱性のあるのを使ってください。安全性の確認は必ずお願いします。また、ダブルスキンや取っ手が付いているものの方が火傷の防止など扱いやすいです。
A① お湯90℃100mlを注ぐ
A② べにふうき緑茶ティーバッグ3g×2ヶをそっとお湯に浸し、60秒ゆるやかに待つ
A③ べにふうき緑茶ティーバッグ3g×2ヶを軽く2~3回ジャンピングして、取り出す
B お茶を冷ます
B① 氷キューブ1ヶ(約20ml)を入れる
B② 氷キューブ1ヶ(約20ml)がほぼ解けるまで軽くステアする
B③ 氷キューブ6ヶ(約120ml)を入れる
C 炭酸水を入れる
炭酸水を一気に注ぐと気が抜けたり、吹きこぼれます。ご注意ください。
C① 炭酸水90mlをゆるやかに入れる※店舗なのでサーバですが、ペットボトルの炭酸水でOK
C② 軽くステアする※そっとマドラーをグラスの底まで入れ、氷を1回持ち上げるくらいでOK
出来たらお早めに召し上がれ
坂上(1899日本茶インストラクター)「効能効果を期待してと、今回は容量が多めなのでティーバッグを贅沢に2ヶを使って濃い目に淹れてみました。」
水野(編集長)「おお(ちょっと感動)、べにふうき緑茶のくせのある酸味と渋味が、炭酸水の刺激に爽やかに中和されて、気分が爽快というか、美味しいね。」
坂上(1899日本茶インストラクター)「そうなんですよね。マリアージュではないですが、べにふうき緑茶のくせのある味わいが相乗してメリットになるので、イチオシの飲み方です。」
水野(編集長)「炭酸水を微炭酸から強炭酸まで、これも好みで調整すると面白いかも…。」
甘味とスパイスが決め手の“べにふうき緑茶ラテのコールド”
レシピ:
・べにふうきの緑茶 ティーバッグ3g×2ヶ
・お湯90℃ 100ml /浸出時間60秒
・氷キューブ(約20ml/1ヶ)×7ヶ
・牛乳90ml
A お茶を淹れる、B お茶を冷ますのプロセスは、べにふうき緑茶ソーダと一緒です。
C 冷たい牛乳を入れる
C① 牛乳90mlをゆるやかに入れる
出来たらお早めに召し上がれ
お茶ラテは、ステアしないでお茶の淡いグリーンととミルクのホワイトのグラデーションを楽しんで、ストローなどで軽く混ぜながら飲むのも楽しいです。
坂上(1899日本茶インストラクター)「牛乳は甘味と風味が強いので、炭酸水同様にべにふうき緑茶のくせのある酸味と渋味が緩和されて、また美味しいです。」
水野(編集長)「割と牛乳は甘味と風味の方が強く感じて、あとからお茶の風味を感じるというか、個人的にはべにふうき緑茶が紅茶のような印象になるね。」
坂上(1899日本茶インストラクター)「べにふうき自体は紅茶用に開発された経緯のある茶葉ですからね。それもあるかも知れません。牛乳自体がクセが強いのでレシピはお好みで調整していくとよいです。」
コクキレの“べにふうき緑茶ラテのホット”
レシピ:
・べにふうきの緑茶 ティーバッグ3g×2
・お湯90℃ /浸出時間60秒~
・温かい牛乳80℃
イ) お茶120ml:牛乳190ml
ロ) お茶150ml:牛乳150ml
ハ) お茶170ml:120ml
イ)~ハ)3パターンで試しました
A お茶を淹れるのプロセスは、べにふうき緑茶ソーダと一緒です。※お湯の量により若干浸出時間を伸ばします。
B お茶を冷ますプロセスは、不要です。
C 温かい牛乳を入れる
C① 牛乳をゆるやかに注ぎます。
出来たらお早めに召し上がれ
ここで1899料理長の大久保将史もサプライズ合流しました。
お茶ラテは、ステアしないでお茶の淡いグリーンととミルクのホワイトのグラデーションを楽しんで、スプーンなどで軽く混ぜながら飲むのも楽しいです。
坂上(1899日本茶インストラクター)「牛乳は温めると甘味と風味がより強まるので、上手くマリアージュするのは案外に難しいです。今回は3パターンで試してみます。」
水野(編集長)「確かにイのお茶2:牛乳3強のパターンだとお茶の味と香りはほとんど感じないね。ロのお茶1:牛乳1のパターンでも最初は牛乳の味と香りが強いのだけれど、次第にお茶の味と香りを感じるね。ハのお茶3:牛乳2弱のパターンはお茶の味と香りが勝ってしまって、ちょっとバランスがよくない印象だね。」
大久保(1899料理長)「会席料理の椀物の概念でいうと、最初の一口で味を印象付けてしまうと途中で飽きてしまい最後まで美味しくいただけません。最後まで飲んだ時に満足感を味わえるくらいの塩梅がちょうどよいとされます。その定義でいくと、ロのお茶1:牛乳1は最後まで牛乳ベースの飲みものとして美味しく飲めて、牛乳の甘味やコク、お茶の味と香りがしっかりと感じられる印象がありました。なので、私としては後味もよく、それぞれの長所を生かすという点で今回の割のパターンではロがベストかな、と思います。」
料理長にいわれると、合点してしまうのが不思議ですが、確かに温かいラテの場合は1:1(イーブン)がよいようです。
誰かが言っているのですが、
「料理の発展はフュージョン(融合)によって起こる」と。
お茶はストレートで飲むのがよいのですが、必ずしも時と場合によってベストではありません。
べにふうき緑茶は花粉症の抑制効果は日々は実感しているのですが、どうしても飽きてくる時と場合があります。フュージョンを試してみてください。
これは人間関係にも通じる話ですが、浮気ではありません。お互いのよさを再発見するイベントですね。お試しください。
P.S.
茶バリエが丁寧に急須で淹れたべにふうき緑茶をフュージョンした「べにふうき緑茶ソーダ」を2021年4月からRESTAURANT 1899 OCHANOMIZU とCHAYA 1899 TOKYOで提供します。新しい味わいを楽しみに是非にお立ち寄りください。