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一足先に春を感じませんか?桜煎茶の作り方|1899 CHACHACHA BLOG
一足先に春を感じませんか?桜煎茶の作り方
皆さん、こんにちは。
早いもので、もうすぐ3月に入り、春の季節になってきますね。
さて、今回はホテル1899東京、2Fティーカウンターでご宿泊者様限定でご提供している【桜煎茶】について、綴ってまいります。
ただ桜の花びらが入っているだけじゃない、桜煎茶の魅力をご紹介していきますので、是非最後までお読みいただけると嬉しいです!
- 目次
- 桜煎茶(桜茶もしくは桜湯)とは?
- 桜煎茶の効能とは?
- そもそもクマリンとは?
- 桜は食べる?残してOK?桜煎茶を飲むときのマナー
- 桜煎茶の作り方
- ホテル1899東京で桜煎茶を飲んでみよう!
- 自社製品!六煎茶のご紹介
桜煎茶(桜茶もしくは桜湯)とは?
季節を感じるために春先に飲みたくなる桜煎茶。
桜煎茶は非常にシンプル且つうまみと香りが非常に強い日本茶となっております。
桜煎茶は大きく分けて2種類。
塩漬けされた桜(花びらから茎の部分も含む)を煎茶に入れているもの、もう一種類は煎茶に細かい桜の花びらのみを混ぜているものとあります。
桜煎茶の起源は、時は遡り江戸時代。桜煎茶が誕生したと言われています。お見合いや結納、ご婚礼といった大切な祝いの席では「お茶を濁す」「茶々を入れる」という意味に繋がることから「お茶を飲むこと=縁起が悪い」とされていました。そこで誕生したのが桜煎茶だと言われています。花が満開に開く桜に見立てて、お湯を入れて花開く姿から江戸時代の縁起物として親しまれたそうです。
桜煎茶の効能とは?
桜煎茶は見た目の美しさだけでなく、美容や健康に嬉しい効能も多く含まれています。
桜の効能は以下の通りです。
- 桜煎茶の効能
- ・抗菌作用
- ・鎮痛作用
- ・解毒作用
- ・血圧低下作用
- ・咳止め
- ・二日酔い防止
- ・リラックス効果
- ・ダイエット
- ・血流を改善する効果
桜特有の成分「クマリン」の面白いところなんですが、「二日酔い」にも効果があると言われています。シンプルにすごくないですか!?(クマリンという名前も可愛い)
※桜全てにクマリンが含まれている訳ではないので、ご注意ください。
クマリンの詳細については、下記参照!
(二日酔い防止の過去ブログはこちらから)
そもそもクマリンとは?
クマリンは抗酸化物質のポリフェノール、フェノール酸系に分類される香り成分です。
ポリフェノールは光合成をすることで生成される成分=植物に多く含まれているのも納得です。
また、生きている植物の中では「クマリン配糖体」という形で存在しています。(クマリン配糖体=クマリン+糖が結合している状態のこと)
クマリンは塩漬けや天日干しの工程で生成され、香りが生まれ、前述の効能が期待できます。
というよりも、もともと結合しているクマリン配糖体が塩漬けや天日干しをすることによって細胞が死に、クマリン配糖体が分解されると言ったほうが正しいですね。クマリン配糖体→クマリンに変化することにより、私たちにたくさんの良いことをもたらしてくれるのです!!
桜は食べる?残してOK?桜煎茶を飲むときのマナー
結論、どちらでも良いとされています。
一般的にインターネット等で販売されている「塩漬け桜」は食用として加工されているので、食べたとしても全く問題ありません。
しかし、どちらかと言うと、見た目や香りを楽しむための桜という意味合いの方が若干強いとされているため、食べない場合の方が多いです。
実際にホテル1899東京ティーカウンターでご提供している際も、残されている方が8割程いらっしゃいました。
私は食べたことがあるのですが、塩漬けされているからか塩っ辛さを一番に感じ、その後に桜の香りと味を感じることができました。
桜煎茶の作り方
- 食用の塩漬け桜を購入する。
- 塩漬けされた桜を塩抜きする。
- 小さいタッパーのようなものに冷水と桜の花びらを入れ、約3時間塩抜きをする。
- 塩抜きされた桜を一本一本分けていく。
- キッチンペーパーのようなものに水分を含ませ半分に折り、その中に桜を並べておく。
※花びらの乾燥を防ぐため、必ず蓋を閉めましょう! - 桜煎茶一杯につき、桜を一本湯呑に入れ、煎茶を注いでいく。
- 煎茶を注ぐと綺麗に花びらが開きます!
写真:塩抜き前
まだ塩がたくさん付いていますね!
写真:塩抜き中(約3時間)
塩抜きすることにより、塩が底に沈みます。
少し花びらが開いていますね♪
写真:塩抜き後
写真左:塩抜き前 写真右:塩抜き後
写真:塩抜き後
※写真撮影の為に開けておりますが、保存中は必ず蓋を閉めましょう!
ホテル1899東京で桜煎茶を飲んでみよう!
ご宿泊者様のみがご利用いただける、ホテル1899東京2Fティーカウンターでは、期間限定で【桜煎茶】をご提供しております。※4月末まで数量限定でご提供しています。予めご了承ください。
お茶のホテルで、一足先に春の季節を感じてみませんか?
その他にもお抹茶・煎茶をご提供しており、ご到着後は15:00~22:00、ご出発前は8:00~10:00でご利用いただくことができます。※朝のお時間帯はお抹茶のみ
その他、茶さじをイメージした階数マークや、茶筅をイメージした客室ランプ、そしてフロントでは茶香炉を焚いている等、五感でお茶を感じられ、お寛ぎいただける空間をご提供しています。
機会がありましたら、是非お越しください♪
六煎茶のご紹介
桜煎茶はその名の通り【桜の花びら+煎茶】で作ることができますが、本ブログでは自社製品であり、1899ブランドの看板茶とも言える「六煎茶」をオススメさせていただきます(笑)
全国から厳選した、6種を合わせた1899オリジナルブレンドの深蒸し煎茶。
香りや苦味・渋味・旨味のバランス、奥深い味わいをお楽しみください。
◆六煎茶とは◆
掛川(静岡)、本山(静岡)、狭山(埼玉)、
八女(福岡)、串間・都城(宮崎)知覧(鹿児島)の6種の組み合わせにより、
味、水色、香りを作りあげた逸品です。
ティーバッグだけでなく、茶葉タイプの販売も行っておりますので、是非ご確認ください!!
ティ―カウンターでは、六煎茶を一煎目と二煎目で温度を変えて、ご提供しています。
温度を変えることにより、うまみや苦味の成分量が変化します。
一煎目→70度前後 うまみが多いのが特徴
二煎目→90度前後 苦味が多いのが特徴
苦味成分のカテキンは温度が高ければ高いほど多く出てしまうのが特徴です。(ちなみに苦味と渋みのバランスが取れているので、個人的には二煎目が好きです)
温度を変えるだけでお茶の味が変化するのは、面白いですよね。
六煎茶では、その変化が綺麗に分かりますよ!!
さて、今回は一足先に春の季節を感じていただけるよう、【桜煎茶】について綴ってまいりましたが、いかがだったでしょうか。
お茶でほっと一息、季節を感じられると嬉しいですよね。
桜煎茶の他にも、季節を感じることのできるお茶はたくさんあります。
皆さんも健康的に季節を感じてみてはいかがですか??
以上、立原ブログでした!!