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黒糖と白砂糖は何が違う?黒糖の魅力に迫る|1899 CHACHACHA BLOG

黒糖と白砂糖は何が違う?黒糖の魅力に迫る
皆さんが料理をする時、「砂糖少々」と書いてあるレシピを見てお料理に入れるのはどんなお砂糖でしょうか。日本の家庭の場合、それはほぼ白砂糖と呼ばれるお砂糖だと思います。
しかし、砂糖には実は様々な種類があります。
今回取り上げる黒糖もその一種なのですが、黒糖は白砂糖よりも「身体に良い」と言われているのです。
同じ砂糖なのに何が違うのでしょうか?
そこで、黒糖と白砂糖の違いについて調べてみました。
黒糖と白砂糖の基本的な違い
そもそも砂糖とは、植物から抽出されたショ糖(スクロース)でできた甘い調味料のこと。
様々な種類があるのですが、その中で黒糖と白砂糖の違いはなんでしょうか?
黒糖と白砂糖の違いには原材料と製造方法の違い・風味の違い・成分の違いの3点があります。
原材料と製造方法の違い
黒糖と白砂糖の違いとしてまず挙げられるのが、原材料と製造方法です。
黒糖の原材料はサトウキビ。
黒糖はサトウキビの絞り汁をそのまま煮詰めて固めていて、サトウキビそのものの栄養素や風味が残っているという特徴があります。
一方で、白砂糖の場合は、サトウキビ・てん菜・サトウカエデ・サトウヤシなど様々な植物を加工して作っています。
それらの植物を絞った後にショ糖以外の不純物を取り除いて精製するという工程があるところが黒糖と大きく違う点です。
風味の違い
黒糖と白砂糖では風味にも違いがあります。
白砂糖は癖のない甘味が特徴で、どんなお料理にも使いやすいという点で調味料に向いています。
一方の黒糖は独特の甘味とほのかな苦味があって、お料理に使うと味に深みが出るのが特徴です。
成分の違い
製造方法の違いで説明した通り、白砂糖は純粋なショ糖を残す形で作られているのに対し、黒糖はサトウキビの全成分をそのまま煮詰めています。
そのためショ糖以外の成分も多く含まれているのが白砂糖の特徴でした。
その中に、多くのミネラルやビタミンを含んでいるので「健康に良い」と言われているようです。
黒糖の栄養価と健康効果
黒糖はその製造方法から、サトウキビが本来持っているショ糖以外の様々な成分も多く含んでいることが分かりました。
それでは黒糖にはどんな成分があって、どんな健康効果が期待されるのでしょうか?
ミネラル成分
まず黒糖に含まれるのは、カリウム、カルシウム、鉄等多くのミネラルが挙げられます。
ミネラルには体の発育・代謝・生理作用をコントロールする働きがあり、それが細胞のバランスを維持して、神経や筋肉の機能を正しく保ってくれるとされています。
白砂糖とは違う黒糖の独特の香味もこのミネラル由来なんだとか。
ビタミンB群
また、黒糖は糖を効率良くエネルギーに変えるビタミンB群も含んでいるそう。
これにはビタミンB1も含まれます。ビタミンB1は脳や神経の働きを正常に保つ作用があり、集中力アップやイライラ解消、疲労回復効果があると言われています。
健康的な甘味料として注目される理由
黒糖が健康的な甘味料として注目されている理由は、上述のように白砂糖とは違い多くのミネラルやビタミンなどの栄養が豊富に含まれているからです。
さらにはミネラルやビタミンの他に、オリゴ糖も含まれているそうなのです。オリゴ糖は腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やす作用があり、便秘の解消にも効果が期待されます。
また、黒糖にはポリフェノール類も含まれ、これは糖の吸収を抑えて血糖値が急上昇するのを防ぐ作用があるそうです。
とは言え、これらはもちろん白砂糖と比較しての話です。
過ぎたるは猶及ばざるが如し。
食べ過ぎには注意しましょう。
ここまで見てきた違いをまとめると、黒糖は栄養価が高く、コクのある風味が特徴。
白砂糖は精製度が高く、純粋な甘みが特徴でどんなお料理にも合う。
健康を意識するなら黒糖、お料理に合わせクセのない甘さを求めるなら白砂糖、といった使い分けをするのが良さそうですね。
黒糖の歴史
日本の歴史に最初に砂糖が登場したのは、遣唐使が中国から持ち込んだ時だと言われています。
しかしこの時はとても貴重で高価であった為、一般家庭には広まらなかったのだとか。また、この時は食用ではなく薬用として使用されていたのだそう。
日本で砂糖が作られる様になったのはさらに後の江戸時代の頃のこと。
日本で最初に製造したのは琉球王国で、中国に人を派遣し製造方法を学んで作ったのが黒糖だったそうです。
つまり、日本で最初に作られた砂糖は黒糖だったのです。
おすすめの黒糖摂取方法
黒糖は独特の風味がある為、白砂糖と比べて料理や製菓に使いづらいと感じるかもしれません。
しかし、黒糖はさまざまな食べ方を楽しめるうえ、食べ方によっては効能をより引き出すこともできる様なのです。
では黒糖にはどんな楽しみ方があるのか見ていきましょう。
デザートと相性抜群
アイスクリームやヨーグルトにもよく合います。
アイスクリームに黒糖を加えると、優しいコクとキャラメルのような風味がプラスされ、よりリッチな味わいに。特にバニラアイスとの相性は抜群で、一口ごとに深い甘さが広がります。
また、ヨーグルトに振りかけた場合、甘さと酸味のバランスが絶妙に調和し、まろやかでやさしい味わいを楽しめます。さらにヨーグルトに含まれる乳酸菌と黒糖に含まれるオリゴ糖を一緒に食べることで、整腸効果をより期待することができるというメリットも。
そのまま食べるのもおすすめ
黒糖はそのまま食べるのが本場・沖縄のスタイルなのだそうです。
沖縄では黒糖が小さな塊で販売されていることが多いので、スポーツや仕事の合間に、おやつやエネルギー補給としてそのままかじる人が多いとか。
黒糖本来の自然な甘みを感じられ、栄養摂取にもなります。
お茶請けとして、緑茶や紅茶と一緒に食べるのもおすすめです。
ラテや紅茶にぴったり
また、紅茶やミルクに黒糖を入れるのもおすすめです。
紅茶やミルクに混ぜると、独特の風味が広がって、ほのかな甘さが心地よいアクセントに。
また、カフェラテに黒糖を加えて黒糖ラテにするのもおすすめです。
ラテに加えることで、コクと深みが増し、まろやかな口当たりに仕上がります。
1899の黒糖抹茶ラテ
もちろん1899の抹茶ラテにも黒糖は良く合います。
実は黒糖は、12月から4月にかけて生産の最盛期を迎えます。
そんな旬の黒糖を使った1899の抹茶ラテが、期間限定の2025年3月1日から4月30日まで登場。
黒糖抹茶ラテには、名産地としてしられる沖縄県与那国島産の黒糖を使用しているのですが、これが抹茶との相性もばっちりなんです!
沖縄県与那国島産の黒糖
そんな今回の黒糖抹茶ラテに使用している与那国島産の黒糖は、開発者が沖縄県8種、鹿児島県2種の黒糖を試した結果選び抜かれた「抹茶と合う」黒糖なんだとか。
与那国島産の黒糖の特徴は、海と山のミネラルがたっぷり含まれているため塩気が強いことなんだそう。甘さも控えめなので、抹茶とお互いの良さを引き立て合います。
是非一度ご賞味ください!