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ティーカレッジの様子をご紹介 -5種の番茶飲み比べ-│1899 CHACHACHA BLOG
ティーカレッジの様子をご紹介 -5種の番茶飲み比べ-
1899が主催する日本茶セミナー、「1899ティーカレッジ」。
CHACHACHAブログ読者のみなさんの中には、知っているよ!という方もいらっしゃるかと思いますが、まだ参加したことはないという方も多いのではないでしょうか?
1899ティーカレッジは、毎月様々なテーマを設定しながら開催しています。
お茶の飲み比べや、オリジナルブレンド茶づくり、お茶のおいしい淹れ方の実践など、気軽にお茶をお楽しみいただくためのワークショップになっています。
もう何度もご参加いただいているリピーターさんから、初めて急須を使うという日本茶ビギナーさんまで、
どなたにでもわかりやすく、何か新しい発見をしていただけるような内容を心がけて開催しています。
日本茶にご興味さえあれば、どんな方でもご参加もOK。
日頃は港区新橋のチャヤ1899東京で平日の夜に開催していますが、
新茶の時期には茶畑で茶摘みに挑戦していただくこともあったりします。
そんなティーカレッジ。11月には5種の番茶飲み比べ体験会を開催しました。
産地や製法が異なる珍しい番茶をたっぷり味わっていただく楽しい会となりましたので、その様子をご紹介したいと思います。
開催場所は、港区新橋にあるホテル1899東京の1階に位置する「チャヤ1899東京」です。
スタートは18:45。
平日の開催ですので、お仕事終わりにご参加いただく方が多いようです。
ご友人同士でのご参加も可能ですし、定員10名のミニサイズなワークショップなので、おひとり様でのご参加も大歓迎。
中には、「ティーカレッジでお友達ができた」というご参加者様もいらっしゃるそうですよ。
今回のティーカレッジの主役、5種の番茶はこちら。
・有機熟成3年番茶(宮崎県)
・美作番茶(岡山県)
・碁石茶(高知県)
・石鎚黒茶(愛媛県)
・天日干し番茶(奈良県)
同じ「番茶」といえど、かなり個性が光るラインナップ。
自宅でこれだけ集めようと思うと、集めるのも飲むのもなかなか大変です。
この60分間で、これらをどのように紐解いていくのか楽しみですね。
まずは座学でそれぞれのお茶を知る
ティーカレッジは、毎回かんたんな座学からスタートします。
そもそも日本茶とは何なのか?からプロがわかりやすく説明します。
全く知識がなくても安心です。
この日の講師は、1899のティーカレッジでは大変お世話になっているお二人。
日本茶インストラクター一期生としてご活躍されている竹内ひさ代さんと、
日本茶はもちろん、紅茶からワインまで広く造詣が深い二宮斉子さんです。
5つのお茶の紹介から、生産者さんに関するプチ情報まで!ここだけの情報が飛び交います。
美作番茶と石鎚黒茶については、1899の“茶バリエ”坂上が、実際に生産地におもむき、お茶づくりを体験させていただいた際のおはなしも披露しました。
どのお茶も、それぞれの生産地との所縁が非常に深いそうです。
中には、たった2名にしか作り方が伝承されていない貴重なお茶や、
二段階発酵という珍しい作り方をされているお茶もあるということ・・・
番茶にもいろいろあるのだなということが、しみじみと感じられます。
番茶を飲み比べる
それぞれの番茶について知識が深まったところで、実際にお茶を味わいます。
番茶らしい香ばしさとともにまろやかさも感じられるもの
スモーキーな味わいのもの
漬物のような味わいもの
などなど、味や香りの違いをお楽しみいただきました。
それぞれのお茶について説明を聞いた後なこともあって、一層味わい深く感じられたのではないでしょうか。
番茶を使った特製のお茶請けを味わう
5種の番茶を飲み比べていただいた後は、番茶を使ったお茶請けが登場。
5種のお茶をそれぞれに合わせた淹れ方で次々に淹れてくれた、影の功労者でもある茶バリエが、お茶請けについても説明してくれました。
この回にご用意したのは「番茶クレープ」。
栗の甘露煮、生ハム、レタスに番茶チーズソースを合わせ、番茶を使ったクレープ生地で包んだ、“しょっぱい系”のクレープです。
番茶ともよく合います。
番茶クレープと一緒にお飲みいただけるよう、ご希望を伺いながら番茶のおかわりもご用意します。
「わたしはこれが美味しかった」などという声も聞こえ、お気に入りがみつかったご様子の参加者さまもいらっしゃいました。
講師への質問もたくさん頂戴しました。
日本茶に興味をもっていただいて、1899としても嬉しい限りです。
和やかな雰囲気の中、時間いっぱい思い思いにお茶をお楽しみいただきました。
最後に、ティーカレッジの企画を担当している1899の坂上が締めのご挨拶をしました。
「今日ご用意した5種の番茶を“多い”と感じた方もいらっしゃると思いますが、これでもほんの一部です。これをきっかけに番茶の世界を広げていただければ嬉しいです」とコメントしていたのが印象的でした。
こうしてこの日のティーカレッジは幕を閉じました。
1899が初めてティーカレッジを開催したのは、ブランド1号店であるレストラン1899お茶の水がオープンした2014年ですから、ここまで10年間にわたり開催してきたことになります。
次のティーカレッジの開催は、2025年2月を予定しています。
1月下旬ごろに、公式HPやメールマガジン「CHACHACHA通信」、SNSで予約開始のご案内できるかと思いますので、お待ちいただけましたら幸いです。
11年目も、引き続き1899、並びにティーカレッジをどうぞよろしくお願いいたします。