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生姜緑茶の作り方|1899 CHACHACHA BLOG
2024/03/16 一服のお茶のような話 山口沙織
生姜緑茶の作り方
1899の日本茶インストラクター、坂上克仁が教える、生姜緑茶の作り方をご紹介します!
簡単なレシピを2通りご紹介しますので、お好みに合わせて、お好きな方を選んで試してみてくださいね。
おいしくお茶を淹れるためには、準備が大切です。
まずは使用する道具を用意しましょう。
<使用する道具>
・急須
・湯呑 2つ(満水で100ml入るもの)
・お湯(一度しっかりと沸騰させたもの)
・ティースプーン
・お好みの緑茶の茶葉…4グラム
・生姜
①すりおろしたもの…0.1グラム
②1mm程度にスライスしたもの…2切れ
※生姜は、①または②、どちらかをご用意ください。
<すりおろした生姜を使ったレシピ>
STEP1 急須に茶葉を入れる
道具の準備ができたら、急須に緑茶の茶葉を入れていきましょう。
今回は湯呑2つ分を淹れますので、使用する茶葉の量は4グラムです。
ティースプーンに軽く山盛り1杯分が約2グラムですので、量りがなくても大丈夫です。
今回は、2杯すくって入れましょう。
STEP2 お湯の温度を調整する
続いて急須にお湯を入れるのですが、ここに大事なポイントが。
熱湯はそのまま使わずに、温度を調節してから使うのがおいしく緑茶を淹れるための秘訣です。
お湯の温度が高い場合、苦みや渋みが強いお茶を淹れることができます。
反対に、お湯の温度が低い場合は、苦みや渋みが抑えられ、旨味を感じやすいお茶を淹れることができます。
今回は、お茶の苦みや渋みを抑えるため、温度を下げてから使います。
お湯は、器から別の器に移し替えるごとに5~10℃ずつ温度が下がってきますので、その性質を利用して温度を調節します。
やり方は簡単。
まずは、ポットのお湯を、湯呑2つの8分目までそれぞれ注ぎましょう。その後、湯呑から急須にお湯を移していきます。
お湯を湯呑に移すことによって、お湯の温度を下げられるだけではなく、湯呑をあたためること、湯呑2杯分として丁度いい量のお湯の量をはかることもできます。
このひと手間で、一石三鳥ですね。
また、水道水を使用する場合は、一度しっかり沸騰させてから温度を下げていきましょう。カルキを飛ばしてから使用するのも、おいしいお茶を淹れるポイントです。
STEP3 急須にお湯を入れる
湯呑に入れたお湯を、急須に注ぎます。
お湯を注いだら、急須の蓋をして浸出します。
浸出時間は、茶葉の種類によって異なりますが、煎茶の場合は30秒を基準としていただくのがおすすめです。
お湯を入れたら、急須は揺すらず、静かに待ちましょう。
STEP4 廻し注ぎ
30秒経過したら、急須から湯呑にお茶を注いでいきます。
お茶を注ぐ際は、それぞれの湯呑のお茶の量や味を均一化するために「廻し注ぎ(まわしつぎ)」という淹れ方で淹れていきます。
お茶は一度に注ぎ切らずに、何度も急須を傾けながら少しずつ注いでいきます。
2つの湯呑に注ぐ場合、「1つ目→2つ目」の順に注いだら、次は「2つ目→1つ目」の順に注ぎます。
これを、お茶が注ぎ終わるまで①→②、②→①、①→②・・・と繰り返します。
3つの湯呑に注ぐ場合は、①→②→③の順に注いだら、次は③→②→①の順に注ぐと均一に淹れられます。
急須の中のお茶が少なくなったら、急須をしっかりと傾けて最後の一滴まで注ぎ切りましょう。
急須の中にお湯が残っていると、お茶の味成分が浸出し続けてしまうため、二煎目の味に影響がでてしまいます。
STEP5 注ぎ終わった後の急須を整える
注ぎ終わると、急須の注ぎ口側に茶葉が寄っています。
このままですと急須が目詰まりをおこして二煎目を注ぎにくくなりますので、中央に移動させましょう。
急須を注ぎ口と反対に軽く傾けて、手のひらでトントンとたたきます。
茶葉を中央に移動できたら、蓋は少しずらして置いておきましょう。
中の熱気を外に逃がすことで、結露によりできた水分に茶葉が浸らないようにします。
STEP6 緑茶に生姜を加える
緑茶を湯呑に入れたらいよいよ、すりおろした生姜を加えます。
お茶との味のバランスを考えて、0.1グラム程度を使用します。
小指の爪の先ほどの少量です。
加えたら、軽く攪拌しましょう。
これで、すりおろした生姜を使った生姜緑茶の完成です!
<スライスした生姜を使ったレシピ>
STEP1 急須に茶葉を入れる
先ほどの「すりおろした生姜を使ったレシピ」と同様に、急須に緑茶の茶葉4グラムを入れます。
ティースプーンに軽く山盛り1杯分が約2グラムですので、2杯すくって入れましょう。
STEP2 スライスした生姜を加える
急須に、1㎜幅にスライスした生姜、二切れを加えていきます。
STEP3 お湯の温度を調整する
先のレシピと同様に、お湯は温度を下げてから使用します。
ポットから急須に直接お湯を注がずに、一度湯呑に移してから使用しましょう。
お湯を、湯呑2つの8分目までそれぞれ注ぎ、湯呑から急須にお湯を移していきます。
STEP4 急須にお湯を入れる
急須にお湯を入れたら、蓋をして30秒浸出します。
お湯を入れたら、急須は揺すらず、静かに待ちましょう。
STEP5 廻し注ぎ
30秒経過したら、急須から湯呑に「廻し注ぎ」していきます。
やり方は先のレシピと同様で、2つの湯呑に注ぐ場合、「1つ目→2つ目」の順に注いだら、次は「2つ目→1つ目」の順に注ぎます。
これを、お茶が注ぎ終わるまで①→②、②→①、①→②・・・と繰り返します。
急須の中のお茶は、最後の一滴まで注ぎ切りましょう。
STEP6 注ぎ終わった急須の調整
注ぎ終わると、急須の注ぎ口側に茶葉が寄っていますので、真ん中に移動します。
急須を注ぎ口と反対に軽く傾けて、手のひらでトントンとたたきます。
蓋は少しずらして置いておきましょう。
これで、スライスした生姜を使った生姜緑茶の完成です!
2通りのレシピの使い分け
ここまで、「すりおろした生姜」を使ったレシピと、「スライスした生姜」を使ったレシピをご紹介してきました。
生姜の味をしっかりと楽しみたい場合は、「すりおろした生姜」を使ったレシピが、
お茶の味と生姜の風味を一緒に楽しみたい場合は、「スライスした生姜」を使ったレシピがオススメですよ。
日本茶には、たくさんの楽しみ方がありますので、色々試してお好みを見つけてくださいね。
▼生姜緑茶のレシピを、動画でもご紹介しています。
▼こちらのレシピブログもオススメです。
<日本茶インストラクター 坂上克仁のご紹介>
1899のドリンク開発責任者。1899が主催する日本茶セミナー「ティーカレッジ」の企画・講師を務める。
東京都千代田区内中学校への授業協力、千代田区主催の日本茶セミナー講師実績あり。
2018年 日本茶インストラクター取得
2022年 日本茶アンバサダー協会「日本茶ゴールドアンバサダー」に就任
< ひとこと >
お茶を通して多くのお客様にお楽しみいただき、笑顔になっていただくことを目標としています。
お茶には様々な楽しみ方があります。
淹れる、飲む、食べるという方法でも楽しめます。
お客様の好きな、お客様の生活に合ったお茶の楽しみ方が見つかるようにお手伝いをさせていただきます。