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水出し茶を超える?氷出し緑茶の作り方!|1899 CHACHACHA BLOG
水出し茶を超える?氷出し緑茶の作り方!
皆さん、こんにちは。暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
最近では最高気温30度を超える日も多く、冷たい飲み物を欲する方も多いのではないでしょうか。
普段は温かい飲み物を飲んでいる方も、さすがに猛暑日には手が出しにくいのでは?
今回のブログでは、“真夏に飲みたくなる“、“今だからこそ美味しい“【氷出し緑茶】について綴ってまいります。
炭酸飲料でもビールでもなく、なんで夏にお茶なの?
まだ8月後半。夏も終わっていない中でお茶?
夏には炭酸飲料やビールが飲みたいと思った、そこのあなた。
氷出し緑茶の効能をご紹介する前に、お茶の良さを簡単にお伝えいたします。
シンプルに味がすっきりしていて美味しいから!!
冗談です。しっかり根拠に基づいてお話をしていきましょう。
主に利尿作用があるといわれる、アルコールやカフェイン。
いうまでもなく、ビールやコーヒーが水分補給に適さないことは分かりますよね。
どんどん水分を排出してしまう作用があるからです。
お茶はどうなの?というところですが、ご存知の方も多いと思いますが、お茶にもカフェインが含まれています。
ただ、氷出し製法によって、カフェインを約75%減少させることができます!
普通のお湯で浸出したお茶は湯呑1杯(120ml)あたり24mgのカフェインが含まれています。
水出し茶は12mg、氷出し緑茶は6mgといったところ。
やはり、カフェインレスの麦茶などは水分補給にもってこいです。
あとは、水出しや氷出し製法によって、カフェイン量を最小限に抑えることができれば、お茶での水分補給もおすすめです。もちろん飲み過ぎには注意が必要ですよ。(笑)
加えて、ビタミンCや免疫効果のあるカテキンを摂取できるので、夏風邪予防にもなります。
意外かもしれませんが、煎茶のビタミン量って野菜以上なのです!!
100gあたりのビタミンC含有量
パセリ 約120mg
レモン 約100mg
とうがらし 約90mg
イチゴ 約60mg
キャベツ 約40mg
トマト 約10mg
煎茶 約250mg
ね?びっくりでしょう。
氷出し緑茶とは?
やっとここから本題。カフェイン量を減らすことのできる氷出し緑茶をご紹介いたします!
そもそも氷出しとは何なのでしょう。
水出し茶は聞き慣れている方も多いかと思いますが、氷出し緑茶は聞き慣れない方が多いのでは?
氷出し緑茶とは、その名の通り「氷を使ってお茶を浸出する方法」を指します。
水出しと氷出しの違い
浸出方法
水出し→お茶の葉を水に浸して時間をおくことで浸出する方法
氷出し→氷とお茶の葉だけを一緒にして、時間をおくことで、溶け出した氷の水分を利用して浸出する方法。水出しよりも低い温度でじっくり時間をかけて浸出する。
味や風味
水出し→低温であるが故、苦みや渋みが温かいお茶より少ない
氷出し→さらに低温であるが故、甘みが非常に強く、カフェインも少ない
浸出時間
水出し→冷蔵庫内で約8時間
氷出し→常温で氷が溶けるまで
冷たいだけじゃない?氷出し緑茶の効能
氷出し緑茶の効能、気になる方も多いのでは?
ここからどんどんご紹介してまいります!最後までお付き合いください。
甘み・うまみが増す(=アミノ酸)
緑茶は主に淹れる温度で味わいに変化が出ます。
高温のお湯で浸出した場合、カテキンの渋み成分が出やすくなります。
低温で浸出すると、単純にその逆ですね。
浸出する温度が低ければ低いほど、渋みや苦味が少なく、とても甘くて、うまみが強い緑茶ができあがります。
また、緑茶のうまみ成分を作り出しているアミノ酸は、グルタミン酸やアスパラギン酸など、いくつか含まれていますが、その中でも一番多く含まれているアミノ酸がテアニンです。
お茶特有のアミノ酸ですね。
テアニンには興奮を抑制する作用があります。いわゆるリラックス効果です。
実際にテアニンを摂取した人の脳波を調べたところ、リラックスをしている時に出るといわれるa波の数値が上昇するという研究結果も出ています!
水出し製法も低温ではあるのですが、やはり氷水には勝らないので、氷出し製法で出した緑茶の方が圧倒的に苦みが少なく、甘いです!!
カフェインの摂取量を減らせる
低い温度で浸出することで、渋みだけでなく、カフェインも減らすことができます!
そもそもカフェインとは淹れる温度が高ければ高いほど、多く溶け出す性質があるので、氷出しにすることによってカフェインを抑えることができるのです。
本来、緑茶には多くのカフェインが含まれています。ご存知の方も多いかと思いますが、カフェインには覚醒作用があり、夜寝る前の多量摂取はおすすめできません。
そこで氷で浸出することにより、熱いお湯で浸出するよりもカフェインを減らすことができるのです!!
カフェインを気にされている方にも安心してお飲みいただけます。
エピガロカテキン(=ポリフェノール)
緑茶成分の中で多くの方が知っているであろう成分は、カテキンではないでしょうか。
カテキンと一単語にまとめることはできるものの、実は枝分かれをしていて、いくつものカテキンが含まれています。
いくつかあるカテキンの中で、免疫効果を高めてくれるカテキンがエピガロカテキン。
お湯などの温度の高い水でお茶を淹れる場合、覚醒作用のあるカフェインや抗菌作用などの別の働きを持つカテキン類、エピガロカテキンガレートの働きと拮抗してしまい、これらの成分は本領を発揮しません。
しかし!!氷水を使ってお茶を淹れることで、特にカフェインの成分量が少なく、エピガロカテキンやテアニンの癒し成分がより効果的に働くのです。
暖かい緑茶よりも水出し茶。水出し茶よりも氷出し緑茶というわけです。
簡単にまとめると、【苦くなく、甘くておいしい、そして水出し茶よりもさらに低カフェインなので水分補給としても飲むことができる】のが氷出し緑茶なのです!!
自宅で簡単!氷出し緑茶の作り方
用意するもの
・お好みのお茶の葉
・氷
・氷水を入れるポットや急須
500ml〜800ml冷水ポットいっぱいに淹れるためには、茶葉10g程度が適当です。
急須で淹れる場合は、お湯で淹れる場合と同じ量で大丈夫です!
※アイスペールの重さは抜いております。
※ピッチャーの重さは抜いております。
〇作り方
①冷水ポットや急須の底に茶葉を広げて敷き詰めてから、容器がいっぱいになるまで氷をたっぷり入れます。
②そのまま手を触れずに、常温で3時間〜5時間おいておきます。
また、今回は常温だけでなく、冷蔵庫内でも作ってみました。
冷蔵庫内はもちろん温度が低く、氷が溶けきるまで約20時間かかりました。
③氷が完全に溶けたら、容器を軽く混ぜます。浸出されて底の部分に沈んでいたお茶のエキスが混ざって、綺麗な色になり、均等に味が出ます。
氷が溶けていくにしたがって、お茶のエキスも染み出てきます。冷蔵庫で作るとより時間がかかるので、夜寝る前や時間のある時にセットしておくのがオススメです。
常温1時間後
常温3時間後
常温4時間後
写真では分かりづらいかと思いますが、左側が氷出し緑茶・右側が水出し茶です。
若干氷出し緑茶の方が色が薄いのが、お分かりになりますでしょうか。
飲んでみた感想としては、「甘い!」でした。
水出しと氷出しでこんなにも違うのか・・・とただただ驚きました。
これは美味しい。また作りたいなー。
皆さんもご自宅で作ってみては??
おまけ
普段から急須でお茶を淹れる際、必ずといっていいほど茶殻を食している私(&妻)。
氷出しと水出しで茶殻の味は違うのか検証してみました!
左側が氷出し茶殻・右側が水出しの茶殻
結果・・・変わりません。(笑)
個人的には全く同じ味でした。
ちなみに味付けは「醤油+鰹節」か「ぽん酢」がおすすめ!
皆さんも興味本位で食べてみてくださいね。
夏にぴったり1899オリジナルリーフのご紹介
皆さん、長々とお付き合いいただき、ありがとうございます!!
夏にぴったり!1899オリジナルリーフを厳選してご紹介。最後までお付き合いください!
①CHACHACHA缶 深蒸し煎茶 六煎茶
日本全国から厳選された6種類のお茶の葉がブレンドされている六煎茶は、
1899ブランドにおいての看板茶のような存在で、人気ナンバーワンです!
②CHACHACHA缶 玄米茶
1899で販売しているお茶の中で1番カフェインが低いお茶です。
さっぱりした味わいはお食事にもとっても合います!!
苦みや渋みが少ないため、普段あまりお茶を飲まない方にもおすすめです。
③CHACHACHA缶 ほうじ茶
1899で販売しているお茶の中で、玄米茶に続くカフェインの少ないお茶です。
つゆひかりは淹れたときの色が鮮やかで、甘味・うま味を引き出すアミノ成分が
豊富なため、渋みが少なくまろやかな味わいが特徴です。
さて、今回のブログでは夏の季節に合うお茶をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
カフェインが含まれているお茶もお茶の浸出方法によって、カフェインや苦みを抑え、より美味しく水分補給としてお飲みいただけるのです。
皆さん適切に水分補給をし、一緒に暑い夏を乗り切りましょう!!
次回ブログも是非お楽しみに!!