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1899ファン必見?ティーカレッジの裏話|1899 CHACHACHA BLOG

2022/03/26 ゆるやかな時間の話 南郷恵珠

1899ファン必見?ティーカレッジの裏話|1899 CHACHACHA BLOG


1899ティーカレッジとは?

毎月開催されている「日本茶セミナー1899ティーカレッジ」は、その月のテーマの日本茶の淹れ方を日本茶や茶器に触れながら学ぶ会です。

1回完結型の講座なので初めての方も、以前に受講した方も、どなたでもお楽しみ頂けます。もちろん、おひとり様での参加もOK。毎回、少人数で和気あいあいと実施しています。

今日はそんな1899ティーカレッジの運営スタッフから坂上克仁さん、直木紗代さん、神村駿一さんの3名にお話を伺いながら、その魅力を深堀りしてまいります!

1899ティーカレッジができるまで

まず、どのように1899ティーカレッジが作られているのでしょうか?1899ティーカレッジは、日本茶インストラクターの資格を持つ茶バリエを中心に、運営スタッフがアイデアを出し合いながら毎月のテーマが決められ、参加される方々にどんなお茶を実際に淹れてもらうかなども、スタッフが集まって試飲をしながら考えているのだそう。

<ワンランク上のおうちカフェ>と題して抹茶やほうじ茶をテーマに学びながら1899両店でも人気の日本茶ラテを作った回では、店舗でお出しているものをなるべく再現させながら、お家にある道具でも作れるようにアレンジをしたり、反対に、チャイラテなど店舗のメニューには無いドリンクを作った回では、スパイスとしてゴボウや七味唐辛子などをお茶と合わせて飲んでみたりと、試作・試飲を色々とやってみながら内容が固められているのだそうです。ちなみに、チャイラテのスパイスに採用されたのは山椒でした!

オンライン開催のアイデアマンはあの方⁈

1899ティーカレッジは、1899の実店舗にてワークショップを開いたり、毎年新茶の季節には狭山までお茶摘みのバスツアーに行ったりと、始まって以来対面形式で開催してきました。しかし感染症が流行してからは、安全確保のためオンラインでの開催を余儀なくされました。
機材を扱うのも初めてで、とにかく前例のない全く初めての試みに運営スタッフも苦労したようです。「オンラインに切り替わったばかりの頃は、画面共有の機能があるのにフリップを使ってアナログなことをしていました(笑)」と恥ずかしそうに話してくれたのは直木さん。

2021年は毎年人気だった新茶摘みバスツアーも開催が困難となってしまったのですが、その代わりに<茶畑からLIVE!新茶を楽しむ>と題して参加者のご自宅と埼玉県狭山市にある宮野園の茶畑をライブ中継で繋ぎました。参加者のご自宅には収穫したばかりの新茶の生葉をクール便でお届けし、当日茶畑から茶匠・宮野圭司氏がその生葉からレンジを使った手作り茶の作り方をレクチャーしてくださるという、堪らなくワクワクするイベントが開催され大変好評をいただきました。なんとこのライブ中継、発案者は今ほど紹介した茶匠の宮野圭司氏だったとのこと!「宮野氏との会話から、(茶畑と)繋いじゃおっか。と弾んで決まりました。」と坂上さん。宮野氏のアイデアもさることながら、実は年に何度も狭山まで足を運んでいるという坂上さんと宮野氏の関係性が、そんな楽しい会話を引き出せたのかなと思いました。ちなみに坂上さんはまだまだ、この先のティーカレッジに盛り込みたい企画があるようです。インタビューをしながら「〇〇作りもしてみたいし、〇〇見学にも行ってみたいし、〇〇とのペアリングも…。」と、全て書いてしまうと1899ファンの皆さんにネタばれになってしまうので書かないでおきますが(笑)、アイデアマン坂上さんの企画もどうぞご期待ください。

急須は必須。1899ティーカレッジのこだわり

こだわりについても聞いてみたところ、1899ティーカレッジの軸はずばり“急須を使ってお茶を淹れること”なのだそう。そのためティーカレッジで参加者にご用意・もしくはご購入いただくものとして、急須は毎回必須となっています。また、どの回のワークショップも共通して、まずお茶を淹れる。そしてお茶をいただきながら座学に入っていく。という流れを大切にしているとのこと。これは1899ティーカレッジが単にお茶を学ぶ会ではなく“お茶に集う仲間たちと一緒にゆるやかな時間を過ごす”ということに重きを置いているからなのでしょう。美味しいお茶でリラックスしながら進めるお陰で、毎回和やかな雰囲気のワークショップ風景となっているわけですね。

また、1899はお茶を売っているだけではなくホテルやカフェ、レストラン、ティーカレッジ、そしてこのCHACHACHAブログと、間口が広いことが強みだと語ってくださいました。お店に来て美味しいお茶を飲んで、お茶の良さを知ってからティーカレッジに興味を持つ方もいれば、ティーカレッジに参加されてから、美味しいお茶を求めに、そして講師を務めたスタッフに会いにお店にお越しになる方もいたようで、「参加者から後日、お茶の水の店舗で声をかけていただいたことがあって。」と嬉しそうに神村さんが話してくれました。ティーカレッジに関わっているスタッフはほとんど全員が普段はホテルやレストランでお茶を淹れている茶バリエなので、店舗に会いに行けるという点もこだわりなのだとか。


お茶が好きで、人が好き。

1899ティーカレッジのスタッフや講師陣はどんな人達か語っていただいたところ、「お茶が好きで、人が好きな人達じゃないですかね。」と直木さん。「お茶を淹れること自体はツールの一つで、その時間を一緒に過ごすことが大切だと思うんです。」と印象的なお話をしてくださいました。日々ホテルやレストランにて、お客様の目の前でお茶を淹れている茶バリエだからこそ、お茶を浸出している数十秒の間も会話を絶やさなかったり、参加者さんからこまめに感想を聞いて反応を確かめたりしながら、双方向のコミュニケーションを大切にして進めているのだとか。1899ティーカレッジにリピーターが多いことにも、こうしたお話を聞くと納得ですね。

“お茶のある生活”、始めませんか

2021年度はオンラインでのティーカレッジが中心でしたが、2022年度は徐々に対面でのティーカレッジも再開され、また新たなフェーズに入ります。あらためて、ティーカレッジがどんな場・時間であるようにこのワークショップを作っているのか聞いたところ、まずは「楽しい時間と場所であること。」と坂上さん。参加者全員に「楽しい時間だったなぁ。」と思ってもらえる会を目指しているそうです。また神村さんは、「普段と変わったことをすることで、新たな刺激になれば。」と話してくれました。既にお茶を毎日飲まれている方にも、これからお茶が気になり始めた方にも、「“お茶のある生活”がお一人でも多くの方の生活の中に入っていってほしい。」と坂上さんも真剣に話されていました。お三方とも、どんな方もティーカレッジに参加してみてほしいとのことで、お茶が好きな方はもちろん、例えばコーヒー派の方も、普段と違うことをしてみたいという方も、暮らしの質を上げたい方も、ぜひ“いい暮らし”を始める第一歩として、ティーカレッジをおすすめしたいとのことです。

お茶とともに過ごすゆるやかな生活を実践し、その良さを体感している茶バリエだからこそ純粋に、私たちとご縁のあった皆さんにもぜひ一緒に、“お茶のある生活”を取り入れていただきたいと願っているのですね。
「日本茶セミナー 1899ティーカレッジ」は今後も毎月開催いたします。ぜひ、お茶に集う仲間たちとのゆるやかな時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。

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