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美味しい自家製アイスティーの作り方|1899 CHACHACHA BLOG

2021/08/28 茶を食す話 hikaru no CHA

美味しい自家製アイスティーの作り方|1899 CHACHACHA BLOG

8月後半でも、まだまだうだるような暑さが続いていますね。そこで今回は、きりっと冷たく飲める“ティーバッグを使った和紅茶アイスティーの作り方”をご紹介します。なんとなく、紅茶というと難しいイメージがありますが、フィーチャーするのは生活のなかでパパっと美味しくティーバッグで淹れられる方法!私もアイスティーを作って飲んでみました。

万国博覧会で発明!アイスティーの歴史

今ではアイスティーは、喫茶店で飲めたり、コンビニや自販機でペットボトルが販売されていたり、誰にも愛され、どこでも楽しめるものですが、そんなアイスティーにも意外な発明の歴史があります。アイスティーの作り方のご紹介の前に、アイスティーの発明の歴史を簡単に紐解いてみましょう。

アイスティーが誕生したのは、1940年のアメリカ・ミズーリ州のセントルイスで開かれた万博博覧会でした。この博覧会の展示場の一つのブースで、イギリス人のリチャード・ブレチンデンという商人が紅茶の宣伝をしていました。「熱い紅茶は健康によい」ということを会場を巡る人々に呼びかけていましたが、それがちょうど7月の暑い日なので皆は横目で通り過ぎるばかり。そこで、ブレチンデンはある行動に。淹れたての熱い紅茶の中に氷を入れて「冷たい紅茶はいかが」と呼びこみました。暑い日に冷たい飲み物を欲していた見物人たちが集まりたちまち盛況に。それからは、世界中でアイスティーが楽しまれています。

※上記は、磯淵 猛 『一杯の紅茶の世界史』 (文春新書、2005年) を参考に編集しました。

▲今回参考にした書籍。余談にはなりますが、他にも「紅茶の起源」や「イギリスの喫茶文化や歴史」がわかりやすく紹介されており、お茶好き、紅茶好きにはとても興味深い内容になっています。

美味しい“ティーバッグを使ったアイスティー”の作り方

できるだけ簡単に、そして美味しく!そんなことをテーマに、1899の『ティーバッグ 和紅茶 紅優香』を使用して自家製アイスティーを作ってみました。和紅茶 紅優香の特徴は、何といっても“柔らかな風味で、渋みが少ないマイルドな味わい”。今回は和紅茶 紅優香が一番美味しいストレートのアイスティーで、1人分のレシピをご紹介します。

和紅茶 紅優香とは!?

アイスティーの作り方の紹介の前に、今回使用する『和紅茶 紅優香』についてご説明します。

和紅茶 紅優香は、埼玉県狭山市に構える「宮野園 茶匠 宮野圭司氏」が、やぶきた品種、さやまかおり品種をブレンドした茶葉です。ふわっと広がるやさしい香りは上品で、控えめな渋みとほのかに甘みを感じられるブレンドティーに仕上げています。おすすめの飲み方は、砂糖を入れずに紅茶本来の香りと味わいを楽しめる“ストレートのアイスティー”。

さて、続いて作り方のご紹介です!

作り方① ティーポットを温めてから熱湯を入れる

まず、ボコボコと泡が出るくらいに沸騰したお湯(約100℃)を用意します。ぬるいお湯では紅茶の香気成分がよく出ないので注意です。お湯をティーポットに少量入れ、お湯を回しポット内を温めます(※湯温が下がるのを防ぐためです。湯温は器を移動させるごとに約10℃下がります)。そのお湯を捨て、新たに150mlのお湯を入れます。

▲鉄分を含んだティーポットはNG!紅茶の渋み成分である「タンニン」が鉄分と化合して、香味を損ない、さらに紅茶の色を黒っぽくしてしまいます。耐熱ガラス製、銀製、陶磁器のティーポットがベターです。

作り方② ティーバッグを投入して濃いホットティーを作る

ティーバッグを2つティーポットに投入し、フタをして60秒蒸らします。蒸らしたあとは、ティーバッグを取り出します。その際は、ティーバッグを上下に優しく揺らして旨みが凝縮した最後の一滴まで落とし切るのがポイントです。この最後の一滴は「ベストドロップ(ゴールデンドロップ)」と言われます。

▲ちょっと贅沢してティーバッグを2つ投入。アイスティーは氷を溶かし薄めて作るので、濃い方が和紅茶の味をしっかりと楽しめます。

作り方③ 氷で急冷してアイスティーに

グラスに氷5個~7個を入れます(※氷はご家庭にある製氷機の氷サイズでOKです)。そのグラスに、一気にホットティーを氷めがけて注いで急冷すればアイスティーの出来上がりです!

ティーバッグの茶葉を変えて“アイスティー”の味わいを比較してみても

早速、『和紅茶 紅優香』のティーバッグで作ったアイスティーを飲んでみました。一口含むと、まず花のような香りを感じられて、後から心地よい渋み、そしてほのかな甘さが余韻に残りとても美味!「ちょっと甘みが欲しい」という方には、グラスに注ぐ前のホットティーの段階で砂糖を混ぜるのがおすすめです。また、グラスに注いだアイスティーに甘みをつけるにはガムシロップで。

様々な茶園や専門店が、趣向を凝らしたティーバッグの紅茶を販売しているので、今回の作り方に沿って、他の和紅茶、海外の紅茶で淹れてみてアイスティーの味わいを比較してみても楽しいかもしれません。

ぜひ、まだまだ続く暑い夏に、ティーバッグで作るアイスティーに癒しを求めてみてはいかがでしょうか!?

ティーバッグで淹れた“和光茶 紅優香 アイスティー”をご自宅で楽しんで

今回使用した1899の和紅茶 紅優香は、公式オンラインショップ SHOP 1899 ONLINE からご購入いただけます。ご家庭や、オフィスでも、ティーバッグを使ったアイスティーをお楽しみください。

和紅茶「紅優香」ティーバッグ【10煎パック】 ¥1,200