1899 CHACHACHA Blog
美味しい冷茶の作り方|1899 CHACHACHA BLOG
2020/08/08 一服のお茶のような話 濱田裕章
美味しい冷茶の作り方
暑い夏の時期がやってきました。
この時期は暑いだけでなく、ジメっとした湿気が気になりますが、お茶にとっても同じこと。
茶葉の保管にも気遣ってあげてください。
茶葉は乾燥しているため湿気を吸いやすい性質があります。
色・味・香りが極端に低下してしまいますので、上手に保存していくことが重要です。
毎年猛暑の日が多くなっている印象ですが、そんな時はやはり冷えた冷茶がぴったりですよね。
今回は今年の猛暑を乗り切る美味しい冷茶の作り方をご紹介します。
冷茶の作り方には大きくふたつあります。
① 水出し冷茶:時間をかけて水や氷で浸出する作り方。
② ロック冷茶:お湯で浸出し、氷で急冷する作り方。
CHACHACHAブログを読んでいただいている方は、それぞれの美味しい作り方についてはご存知だと思いますが、このふたつの作り方にはどのような違いがあるのでしょうか。
リラックスしたい方は水出しの冷茶を
水出しで作った冷茶の場合、テアニンやエピガロカテキンが抽出されます。
テアニンは脳の神経細胞に作用してα波を増幅させ、リラックス効果があります。
また拮抗作用によりカフェインの作用を穏やかにしてくれます。
カフェインは血行を良くし中枢神経に働きかける覚醒作用がありますので、リフレッシュしたい時などには良いですが、カフェインを控えている方には水出しがおススメだと思います。
またエピガロカテキンはマクロファージ細胞という細胞が活性化し、免疫力アップの機能性があります。
昨今体調を整えておくことが気になる御時世なので、外敵に負けない体作りに役立ちそうです。
ロックの冷茶でお茶の機能性をしっかり取り込む
お茶には様々な機能性がありますが、お湯で浸出することで漏れなくお茶の機能性を取り込んだ冷茶を作ることができます。
いつもと同じように急須で淹れたお茶に、氷を入れて冷やすものです。
お茶の栄養成分は温度の高いお湯で浸出することで抽出できる成分が多いため、この作り方なら冷茶でもお茶の機能性をしっかりと活かすことができます。
作り方として是非取り入れてほしいポイントは「急冷」すること。
急冷することでお茶の綺麗な水色が濁ることなく、透き通った冷茶に仕上がります。
お湯で浸出するとカテキン類やカフェインが抽出できるため、カテキン類の悪玉コレステロール、血糖値の上昇抑制や口臭予防、カフェインの脂肪燃焼促進効果を得ることができます。
メリット・デメリットある各成分ですが、例えばカフェインは筋肉刺激剤とも呼ばれ、運動する20-30分前に飲むことでその効果を得ることができます。
またカテキン類は上述した機能性の他に、でんぷん等の糖質の分解を防ぎ、ブドウ糖としての吸収を抑えるため、体重や脂肪が気になる時は、お湯で淹れることでお茶の持つパワーの恩恵を受けることができます。
カテキンは渋み成分でもありますので、味わいの変化も冷茶の作り方を考える時のひとつの楽しみでもあります。
冷茶におススメの1899のお茶
効果効能よくばり法の美味しい冷茶の作り方
水出しとお湯出しの両方を活用することで、両方の効能を手に入れる、簡単に美味しい冷茶の作り方をご紹介させていただきます。
作り方は以下の通りです。お湯を入れつつ急冷し、その後に水を入れる美味しい作り方です。
美味しい冷茶の作り方(2人分)
1. お茶の量:5グラムを急須に入れます。
2. 湯冷まししたお湯を、茶葉にひたひたになる程度、約30ml入れます。
3. 氷2~3個を入れて急冷。
4. 水を入れます。約60ml。
5. 1分程度待ちましょう。その間に注ぐ湯呑に氷を入れておきます。
6. まわし注ぎ(※)しましょう。
7. 2煎目は、そのまま水を入れてひと呼吸待てば完成です。
※お茶を複数の茶碗に注ぐとき、なるべく味の濃さを均一にするため、ひとつの茶碗に一度に入れずに、それぞれの茶碗に交互に少しずつ分けて注ぐ手順です。
今回は美味しい冷茶の作り方をご紹介いたしましが、是非ご自宅で自分にあった美味しい冷茶の作り方を見つけてください。
暑い夏はコンビニエンスストアで冷えたペットボトルも美味しいですが、急須で淹れたお茶は、カテキン類がペットボトルの2.4倍、テアニンが4倍にもなると日本茶インストラクターの方々から教えていただきました。
せっかく冷茶を楽しむならマインドフルネスにつながる美味しい冷茶を淹れたいですよね。
美味しい冷茶と共に暑い夏を楽しみましょう。
こだわりの冷茶をご用意しております「CHAYA 1899 TOKYO」