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茶香炉の使い方とは?お気に入りの茶葉でリラックス!|1899 CHACHACHA BLOG

2021/10/20 一服のお茶のような話 1899茶バリエ

茶香炉の使い方とは?お気に入りの茶葉でリラックス!|1899 CHACHACHA BLOG

初めまして、1899茶バリエの加藤です。

私は昨年の5月より、1899ブランドの中の「ホテル1899東京」にてお茶を淹れております。 突然ですがみなさんはお茶をどのように楽しんでいるでしょうか?お茶を飲んでリラックスをする、お茶の味のスイーツを食べて味を楽しむ、など様々だと思います。私の場合、ほうじ茶をのみながらまったりとした時間を楽しむことが大好きです! そんな私ですが、1899との出会いを機にお茶に興味を持ち、他にも新しい楽しみ方はないだろうか…と考えるようになりました。

そこで今回私は、茶香炉を使ってお茶の香りを楽しむことにチャレンジしてみました。

ホテル1899東京

茶香炉の使い方とは?お気に入りの茶葉でリラックス!

使い方はもとより、そもそも茶香炉のことをご存じでないという方もいるかと思います。

茶香炉とは、お茶の葉に熱を加え、立ってくる香りを楽しむための香炉です。現在私が働いているホテル1899東京ではフロントに茶香炉を置いており、その茶香炉から漂うお茶の香りをお客様に楽しみながらチェックインしていただくことができるようになっています。(恥ずかしながら私はホテル1899東京に出会うまで茶香炉のことを全く知りませんでした。)茶香炉では主に緑茶の茶葉を利用するのが一般的とされており、中でも熱を加えても焦げにくい茎茶が適しているとされています。そして緑茶の香りにはリラックス効果や疲労回復効果、消臭効果などの日々の生活に役立つ様々な効果があります。

みなさんの中にもいらっしゃるかもしれませんが、私はここ最近コロナ禍での自粛生活のストレスや疲れに悩まされていたため、今回、茶香炉を使用した緑茶の香りの「リラックス効果」で心身のリフレッシュをしようと考えました。

茶香炉の使い方とは?

それでは茶香炉の使い方はどのようなものなのでしょうか?使い方が難しそうで購入をためらっている方も多いかと思いますが、実は茶香炉の使い方はとても簡単!

茶香炉には様々な形がありますが、基本的には熱を加えるもののため、茶葉を適量置いて、下から火で温めるという使い方のものがほとんどで、基本的な茶香炉の使い方は決して難しくはありません。ロウソクを入れられるスペースが用意されている茶香炉もあれば、電気で温める使い方の茶香炉まで様々なものがあります。

茶香炉におすすめの茶葉

茶香炉の使い方自体はさほど難しくないということはお分かりいただけたとは思いますが、使い方の次に、茶香炉におすすめの茶葉とはどのお茶なのでしょうか?

茶葉に関してもどんなお茶でも問題ありません。
しかし、あまり細いお茶だと、熱量によってはすぐに干からびて、焦げてしまうかもしれません。
おススメは茎茶。

ある程度の太さがあるため丸焦げになることはないですし、価格的にも◎。
様々なお茶を試していただいて、茶香炉の香りの立ち方の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

マイ茶香炉を探して…

使い方も簡単だということがわかったので、私は早速茶香炉の購入に向けて、茶香炉の調査に入りました。ところが調べていくうちにある問題が生じました。それは、ほとんどの場合ろうそくやキャンドルといった「火」を使用することが茶香炉の使い方で重要なことということです。もちろん気をつけた使い方をすれば全く問題ないのですが、いくら使い方を気を付けても、屋内での火の使用はやはり火事の心配があり購入をためらってしまいました。しかしどうしても香りでリラックスしたい私は調査を進めました。するとあるものを発見しました。それは電球が発する「熱」を利用してお茶の葉を焚く、といった使い方のタイプの茶香炉でした。これならば安心して使えるし自室のインテリアの間接照明にもなると考え、少々値段は高かったものの思い切ってこの茶香炉を購入しました。

いざ手元に届いてみると、ホテルのカウンターに置いてある茶香炉よりもサイズが大きく初めは戸惑ったのですが、これは照明でもあることを考えるとそこまで大きいというわけでもないと感じました。そして中には茶葉を入れる小さなカップがあり、それを電球の上にある金属板に乗せて熱するという仕組みでした。使い方もそこまで難しくはなさそうです。

初めてのマイ茶香炉!

まずは手始めに緑茶を焚いてみることにしました。季節が夏だったこともありエアコンの下で焚いてみたところ、10分ほどで部屋に緑茶の香りが漂い始めました。その後しばらく経つと部屋全体が緑茶の香りに包まれました。すると不思議なことにいつもよりも心が落ち着き、リラックスして自室での時間を過ごすことができたのです。身体の疲労回復につながったかは微妙でしたが、心の疲労回復にはぴったりだなと感じました。

しばらくして、使い方説明書に「長時間茶葉を同じ位置で焚き続けると焦げてしまう可能性があるため、適度にかき混ぜてください。」と書いてあったことを思い出した私は、かき混ぜるために中をのぞきました。そして茶葉を見たところ、焚き始めたころは全体が深緑色だったのですが、場所によっては焦げ茶色になっていました。どうやら使い方がうまくいかずに若干焦がしてしまったようです。使い方を頭に入れて茶香炉を上手に扱うことができるようになるまでには、どうやらまだ時間がかかりそうです。

次に私は使い方にも気を付けて、焚く茶葉の種類を交換してみました。それまではホテルでの仕事も含め緑茶以外の茶葉を焚く使い方をしたことがありませんでした。そこで今度は緑茶ではなく和紅茶の「紅優香」を焚いてみました。紅優香の特徴は、飲んだ時に西洋の紅茶とは異なり紅茶の香りが優しく香る点です。そのため茶香炉で正しい使い方で焚いても香りの立ちが弱いのではないだろうか、茎ではなく茶葉そのものを焚くためすぐに焦げてしまうのではないかという茶香炉の使い方に不安はあったのですが、物はためしということで焚いてみました。すると緑茶の時と同じく10分ほどで和紅茶の香りが立ち始めました。そして緑茶に比べて時間はかかったものの最終的には部屋全体が和紅茶特有のやわらかで優しい香りに包まれました。ただやはり茶葉を加熱した使い方の影響か、次第に香りが和紅茶というよりもほうじ茶のような香りになってしまいました。そして中の様子を見ると初めは濃い赤紫色だった茶葉が茶色になっていました。やはり使い方をマスターするにはまだまだ試行錯誤が必要なようです。

茶香炉はもっと気軽に楽しめます!

ここまで私の茶香炉初体験記を書いてきましたが、みなさんの中には「茶香炉なんて高そうだしちょっと…」「使い方が難しそう…」と思っている人がいると思います。確かに茶香炉は比較的高価なので、手を出しにくいかもしれません。ただし、使い方はこれまで説明したようにそこまで難しいものではありません。さらに、実は100円ショップで買うことのできる商品で茶香炉の使い方に応用できるものがあります。それが「アロマポット」です。使い方としては、アロマポットのお皿に茶葉を入れて熱することで、茶香炉の雰囲気を味わうことができます。また私の茶香炉のようにアロマポットも焚いている最中に間接照明のような使い方もできるので、お部屋のインテリアのアクセントにすることもできます。今回私は新しい茶葉を利用しましたが、出がらしの茶葉を焚く使い方をしても香りを楽しむことができます。その際は天日干しして乾かすか、もしくは電子レンジで加熱し出がらしに含まれる水分を飛ばすという使い方をする必要がありますがそのひと手間を加えるだけで、お茶の味を楽しんでから香りも楽しめるというお得な気分を味わうことができます。

今までは様々な方法でお茶を楽しむという時間は取りづらかったもしれません。ですが「おうち時間」が増えている今、お茶の新しい楽しみ方として茶香炉を使った「お茶の香り」というものに注目してみてはいかがでしょうか。きっと今まで感じたことのなかった新たなお茶の世界を感じることに出会えますよ!