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緑茶のカフェイン量と健康効果とは?|1899 CHACHACHA BLOG
2021/03/23 一服のお茶のような話 1899茶バリエ
緑茶のカフェイン量と健康効果とは?
CHACHACHAブログをご愛読の皆様、はじめまして。
ホテル1899東京でフロントスタッフとして勤務しております、小林と申します。
お茶のくに「静岡」で生まれ育ち、小さな頃からお茶のある生活をしてきた私ですが、
お茶に導かれたのか素敵なご縁があり、現在は東京都新橋にあるお茶をテーマにしたホテル「ホテル1899東京」でお客様をお迎えしております。
普段はフロント業務をしつつ、ティーカウンターと呼ばれるスペースで、ご宿泊のお客様にお抹茶を点てたり急須で緑茶を淹れたり、ご自宅用やお土産用にお茶商品を販売したりしています。
と、お茶と切っても切り離せないような私ですが、
実はお茶と同じくらいコーヒーも大好きなんです。
街中のカフェで飲むちょっとお洒落なラテも良いですが、休みの日に自宅で豆を挽いて淹れるコーヒーのあの香りも心地良いものです。
そんな私が今回ご紹介するのは、緑茶とコーヒーに共通する身体に嬉しい成分「カフェイン」についてです。
緑茶にも含まれているカフェイン
コーヒー=カフェインのように、コーヒーにカフェインが多く含まれていることはご存じの方がほとんどだと思います。
しかし、実は緑茶にもカフェインが含まれています。
ノンカフェインのドリンクが流行っていることもあり、カフェインに対してあまり良くないイメージを持っている方もいるかもしれません。ところが、適度な量のカフェイン摂取には、身体に嬉しい効果があります。
カフェインの代表的な効果・効能としてまず挙げられるのは、「覚醒作用」です。
眠気覚ましにコーヒーを飲む方もいらっしゃるのではないでしょうか。カフェインは眠気を抑制し、集中力をアップさせてくれます。
緑茶の場合、高めの温度のお湯で淹れるとカフェインが多く抽出されます。
お仕事の合間など緑茶を飲んでスッキリしたい時には、高めの温度のお湯で淹れるカフェイン多めの緑茶がオススメです。一方で、就寝前やリラックスしたい時には、少し温めのお湯で緑茶を淹れるとカフェインの抽出量が少なくなるのでゆったりした気分になれます。
次に「利尿作用」。就寝前に緑茶を飲むと御手洗いが近く感じるのはカフェインの利尿作用が働いているからです。
体内に溜まった老廃物の排出を促進してくれたり、女性のお悩みににありがちなむくみの解消に効果的です。
その他に、カフェインにはダイエットにも一役買う「興奮作用」があります。交感神経を刺激することにより、代謝が上がり、脂肪燃焼効果がアップします。
ダイエット中の方は、カフェインが含まれている緑茶やコーヒーを運動前に飲むことをオススメします。特に温かい緑茶やコーヒーを飲むと、体温を上昇させてくれるので、ダイエットの効果がより期待できます。ただし、利尿作用も働くので、運動中は緑茶だけでなくスポーツドリンクで水分補給をするなど脱水症状にならないように気を付けましょう。
緑茶にはどれくらいのカフェインが含まれているのか
では、緑茶とコーヒーにはどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか。
食品安全委員会によると、それぞれの飲み物に含まれているカフェインの量は、ドリップコーヒー100mlあたり60mg、インスタントコーヒー100mlあたり57mg、缶コーヒーは物により1缶に90~160mgとされています。
緑茶の場合、中でもオーソドックスな煎茶は100mlあたり20mgのカフェインが含まれています。お抹茶の場合は1杯(抹茶1.5g)あたり48mgです。高級茶で知られる玉露は100mlあたり160mgと、なんとコーヒーよりも多くのカフェインが含まれていることには驚きです。
ちなみに紅茶のカフェイン量はコーヒーと煎茶の間の30mg程です。
欧州食品安全機関(EFSA)が示す、身体に悪影響の無いカフェインの一日あたりの摂取量目安は、健康な成人で400mg、妊娠中の方や授乳中の方は200mgです。コーヒーをマグカップで3~5杯、煎茶を湯呑で10杯程度になります。
一日に3~4杯のコーヒーを飲む人は、全く飲まない人と比べて疾病死亡率が24%下がる、といった研究結果も。
さらに、このカフェインの他にもダイエットに効果があると言われている成分が、コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」、緑茶に含まれる「カテキン」です。
ダイエット中の方であれば「緑茶コーヒー」や「完全無欠コーヒー」というワードを耳にしたことがある方もいらっしゃるのでないでしょうか。
それぞれ、ダイエットに効果がある飲み方として流行しています。緑茶コーヒーは食前に、完全無欠コーヒーは朝食代わりに飲むのがオススメです。
以前、私が勤務していたカフェにはメニューの中に「完全無欠コーヒー」があり、毎朝飲みにいらっしゃるお客様もいました。
シンプルに緑茶やコーヒーをそのまま飲むだけでなく、ご自身の好きなスタイルに合わせて、またはその日の気分に合わせて生活の中に程よく取り入れてみてはいかがでしょうか。
緑茶派?コーヒー派?
みなさんは、緑茶派、コーヒー派、どちらでしょうか。
出勤前に朝食を食べながら緑茶を飲む方、通勤途中にコンビニのコーヒーマシーンでいつもの一杯を習慣にしている方、職場のデスク上には常にマイボトルに入った緑茶を置いている方、様々いらっしゃるかと思います。
ちなみに私の場合は、まずは起床後に白湯を一杯。朝食を食べながらブラックコーヒーを飲み、職場に着いたらマイタンブラーにティーバッグの緑茶を淹れるのが習慣です。
そうです、
緑茶もコーヒーも両方です。
私と一緒にホテル1899東京で働くスタッフは、もちろん皆お茶が大好きで、「お茶とともに過ごすゆるやかな時間」を提供していますが、一歩バックオフィスに足を踏み入れると、、、
やっぱり緑茶が一番!というスタッフや、緑茶よりコーヒーが好き!仕事中はコーヒーでしょ!というスタッフなど、両者いるのはここだけのお話。
1899ブランドが運営する「SHOP 1899 ONLINE」では、当店オリジナルの10種類ものティーバッグや、可愛らしいCHACHACHA缶に入った茶葉など、ゆるやかな時間を演出するお茶商品を多数取り扱っています。
ご自宅でのんびり楽しむ用やマイボトルに入れて持ち運ぶ用など、用途に合わせてお選びいただけます。オシャレな茶器も販売しておりますので、あなたのお気に入りの一品が見つかること間違いありません。
SHOP 1899 ONLINE
こんな時期だからこそ、、、緑茶のカテキンパワーで
ここまで緑茶に含まれる「カフェイン」の話をしてきましたが、最後に「緑茶カテキン」の話も少しだけ。
コロナウイルス感染症の対策として、以前に比べるとうがい手洗いを習慣的に行うようになったと思います。
私が小学生の頃、インフルエンザが流行する季節になると明日の持ち物に「うがい用のお茶」が登場していました。
休み時間になると皆、各自が持ってきたお茶で「お茶うがい」をします。
うがい用のお茶とは、、、
水筒に温かい(少し冷ました)緑茶と少しの食塩を入れて学校に持って行くだけです。
飲用ではないので、美味しい高級緑茶である必要はありませんし、食事の後の出がらしの緑茶でもOKです。
緑茶に含まれる「カテキン」は殺菌抗菌効果がとても高く、ウィルス細胞を破壊したり、細菌の毒素を抑える作用があります。インフルエンザウィルスにも効果があるとされています。
うがいをする子どもとうがいをしていない子どもと比較すると、水で30%、食塩水で50%、緑茶の場合は70%の確率で風邪をひかないとか・・・。
今後は飲むお茶だけでなく、うがい習慣にも緑茶が活躍してくれそうです。
「カテキン」には血糖値の上昇を緩やかにする効果や、糖や脂肪の吸収を抑える効果がありますので、運動を合わせればここでもダイエット効果が期待できます!
以前のブログ【驚くことなかれ!1899はお江戸の中心地にあった!ー1899のプチ名所探訪記】でご紹介させていただきましたが、HOTEL 1899 TOKYOの1階にある日本茶専門カフェ「CHAYA 1899 TOKYO」や、茶を食す和食ダイニング「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」の周辺には、暖かい気候になってきたこの季節にぴったりの春の散歩やウォーキングが楽しめるスポットがたくさんあります。人気の緑茶メニューとフードをテイクアウトして、楽しみながらダイエットを始めてみてはいかがでしょうか。