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静かにゆるやかな時間を楽しむ|1899 CHACHACHA BLOG

2021/05/08 ゆるやかな時間の話 水野豊

静かにゆるやかな時間を楽しむ|1899 CHACHACHA BLOG

1899が提供する価値のひとつは、お茶と共に過ごす「ゆるやかな時間」です。

その昔、「24時間戦えますか?、ビジネスマ~ン、ビジネスマ~ン、ジャパ二~ズビジネスマ~ン」というコマーシャルが流行語大賞になったり、猛烈に働くことを美徳とする風潮があったころから、ワークライフバランス、リモートワーク、ジョブディスクリプション、副業・兼業など「働き方改革」の波も相まって時間の概念も今は隔世の感があります。

「自分らしい生き方」や「仕事や人生を楽しむ」など主体的に生きることがキーワードになっているようですが、今も昔も人生はそうは思い通りにいかないことの方が多いのに変わりなく、そこで今回は明るい未来につながる時間の考え方、使い方について探求します。

1899らしく、お茶と共に過ごす「ゆるやかな探求」をお楽しみください。

Time is money.

ビジネスの現場ではよく使われるフレーズです。

お金のように貴重であるという希少性や、テイラーの科学的管理法よろしく生産性の大体2つの意味で使われます。

無駄な時間を過ごした。
時間を浪費した。
締切、納期、期限は〇〇までにお願い。
果ては、爆速で成果を出せ!
まで時間に追われて生きています。

正直、こればかりでは生きづらいです。

おっと、このブログが「時間の無駄」だといわれてしまっては身も蓋もありませんが(笑)

もちろん、限りある人生を意義あるものにする為に、「何か」目的と目標に集中しなければなりません。今風にいうとミッション&ビジョンでしょうか。人生はその「何か」を探す旅なのかもしれません。

その「何か」を早く見つけた人の人生は幸せといわれます。

時間やお金はその手段のひとつであって「何か」ではありません。

その「何か」は大きいことから小さいことまで多種多様です。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演した「最高の人生の見つけ方/原題: The Bucket List 」という映画があります。日本では吉永小百合と天海祐希の主演でリメイクされています。

余命6ヶ月と宣告された2人が、バケット(棺おけ)リストといわれるやり残したリストを持って旅に出るという物語で、荘厳な景色をみる、スカイダイビングする、刺青を掘る、世界一の美女にキスをする…等々を巡る素敵な映画です。

結末はネタバレになりますから書きませんが、そもそも人間は注意が散漫にできてます。

その「何か」は状況と環境、状態によって変化し、本当に必要な、やりたかった大切な「何か」を忘れたり、他の「何か」に目を奪われて、解らなくなってしまうことがあります。

現代の人間は、江戸時代の人間が触れる1年分の情報量に1日で触れるとか比較になりませんが、テクノロジーの進化によってライフスタイルは一変しました。

人生100年時代など時間の概念も劇的に変化しています。

一見するとやれることが増えた、否、やること、やらされることが増えたともいえますが、本質的には生身の人間は大して変わっていないということです。

変化する環境へ必死に適応しようと努力しているだけです。生身の人間は大して変わらないだけに当然に歪みが生じます。

「働き方改革」には「休み方改革」がセットで必要です。

お茶と共に過ごす「ゆるやかな時間」

人間はそもそも注意が散漫にできていて、集中力も長くは持続しません、すぐに疲れます。
ようは注意の配分、時間の配分、何に集中するかです。

人生のその「何か」目的と目標は大きいことから小さいことまで多種多様なように、休みも大きいことから小さいことまで多種多様です。

休むことまで注意、意識するのは余計に疲れると思うかもしれませんが、考え方もルーティン(習慣)です。はじめは休みに集中できるように環境を整えるなど意識するのですが、数度繰り返すうちに無意識になります。

これが休憩、休息、休暇の極意です。

自然に休んだつもりで、ダラダラとテレビを観て過ごす、スマホを観て過ごす、ゴロゴロとロングで横たわった結果として、余計に疲れたとか、何とも言えない自己嫌悪の感情が生まれたとか経験はありませんか?

もちろん、自己嫌悪などする必要ないし、何もしないこと、特段に目的や目標を持たないことに休みの価値があるのですが、リセットや余裕や余韻から生まれる新しい考え(リフレッシュ)に休みの意味があります。

カリスマホストで実業家でもあるローランド氏が「アイデアはシャイ」と言っていましたが、正に、新しい考えや悩みの整理は追えば追うほど、集中すればするほど解決せず、ふとした瞬間、違うことをしているとき、違う環境にいるときに授かりもののように起きるものです。

もう一度、人間はそもそも注意が散漫にできています。休みもちょっとしたことで集中力が阻害されます。いやな上司のメール一本で休暇、旅行(バカンス)が台無しといった経験は誰しもありますね。

休暇中はスマホを見えないところにしまっておくなど、環境を整えることが大切です。休憩、休息、休暇にもストーリーが必要なのです。これをルーティン(習慣)化するのです。

休息を例にすると、睡眠が最たるものですが、理想的な睡眠をするには心と体のバランスを整えることが大切です。

使わない筋肉のストレッチです。頭が疲れている時はストレッチやマッサージなど軽い運動を、体が疲れている時は読書など軽く脳の体操を、テアニンが効くお茶などもおすすめです、といった簡単なストーリーを組み立てます。静と動、心と体をマトリックスして、どこを解すのかといった考えがよいです。

お茶と共に過ごす「ゆるやかな時間」もそのひとつです。

休み、休憩、休息、休暇にもストーリー、プロセスが大事です。是非にお茶を飲むという行為に急須で淹れるという手仕事、おもてなしを加えてください。

移動や対面が制限された昨今だけでなく、リモートワークは今後主流になっていくでしょう。その時に自分の時間管理(セルフマネージメント)はますます重要になっていきます。更にリモートワークが主流になってもビジネスにおいて人と人の対面コミュニケーションが大事という本質は変わりません、その時にお茶と共に過ごす「ゆるやかな時間」は役に立つのです。

お茶文化も新しいライフスタイルに適用し、変化していくことと思いますが、お茶の大切な役割、機能にはお茶の身体に良い成分のみならず、コミュニケーション、環境空間デザインすることにあるのです。

1899が提供する価値、お茶と共に過ごす「ゆるやかな時間」に込めた思いなのです。

P.S.
RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUでは6月1日(火)より9月30日(木)まで静かにゆるやかな時間を楽しむをテーマに「抹茶ビアテラス」を開催します。

1899名物「抹茶ビール」が、ドラフトビールの保管方法から注ぐ工程までをビールマイスターの指導のもと見直し更に美味しくなりました。感染予防対策を徹底し、皆さまに安心・安全にご利用いただけるよう最善の努力をいたしておりますので、是非に楽しみにお越しください。

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