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【1899ティーカレッジ】オンライン1「新茶の楽しみ方」体験リポート | 1899 CHACHACHA BLOG

2020/06/20 ゆるやかな時間の話 YUTAKA

【1899ティーカレッジ】オンライン1「新茶の楽しみ方」体験リポート | 1899 CHACHACHA BLOG

さる6月14日、昼下がりの午後、

 

ただいま休業中のRESTAURANT 1899 OCHANOMIZUからオンラインで参加の皆さまをつなげて「新茶を美味しく淹れる」ワークショップ型のセミナーを開催しました。


 

東京が梅雨入り後はじめての日曜日で、あいにくの空模様です。


 

個人的には、
ASKAさんの名曲「はじまりはいつも雨」が大好きですが、やはり雨の日のお出かけはちょっぴり憂鬱ですね。

オンラインだったら、おうちからオンタイムで楽しめるのですから、これはメリットです。

でも、「はじまりはいつも雨」で唄われているように、恋人と会う時には雨空が「雨のトンネル」になるといったお出かけの楽しみがないので、オンラインにも寄り道、道草の要素があった方がいいのかなあなどとぶつぶつ考えながら、私は【1899ティーカレッジ】セミナーの準備のために開始の3時間前にお出かけです(笑)

最近、ビジネスの現場ではOMOという言葉をたびたび目にします。

はじめてこの言葉に触れた時、職業がら「おもてなし→O・M・O・T・E・N・A・S・H・I」の略語か?などと思いましたが、元Google china CEO リ・カイフが提唱した言葉で「Online Merges(with) Offline」の略語です。日本語では「オンラインとオフラインの融合」などと訳されたりしています。

1899はリアル(オフライン)なおもてなしを大切にしてきましたが、長いステイホーム期間を経て、「オンラインとオフラインの融合」した新しい一期一会も作っていかなければとの思いから、CHACHACHA通信の読者さま限定で「おうちで新茶テイスティングセット2020」ご購入の特別なおまけとして【1899ティーカレッジ】オンライン「新茶の楽しみ方」を開催いたしました。

そんな前説はこっちにおいておきまして、

【1899ティーカレッジ】オンライン「新茶の楽しみ方」の模様を紹介させていただきます。

テーマとしては、通常はCHAYA 1899 TOKYOやRESTAURANT 1899 OCHANOMIZUで実施している【1899ティーカレッジ】ワークショップ、セミナーの内容「お茶の美味しい淹れ方」をオンラインで実践する…です。

WEB会議サービスのZOOMを使って開催です。

皆さまへ事前に招待状を送信しており、主催者側の私たち方に若干のまごつきがありましたが、皆さまは比較的スムーズにご入室いただき、無事にスタートできました。

【1899ティーカレッジ】でお馴染みの日本茶インストラクター 竹内ひさ代氏にオンラインでも講師をお願いしています。

相方の日本茶インストラクター 二宮斉子氏はただ今の事情を考慮して愛媛のオフィスから一般参加の皆さまに交っての参加です。

そんな事情で、1899日本茶インストラクターの坂上克仁がサポートに入り、デモンストレーションを行いました。

今回使った茶葉は、

「おうちで新茶テイスティングセット2020」の中から1899オリジナル六煎茶(深蒸し煎茶)です。

1899オリジナル六煎茶(深蒸し煎茶)の魅力をしっかりPRさせていただき、もとい、特徴を紹介いたしました。

 


 

次に、RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUのテラスで栽培している自称「お茶の水のお茶の木」を使って、新茶摘みを説明しました。


カメラ撮影は、RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUの茶バリエ 髙野です。撮影が一番大変だったかもです。お疲れ様です…。

 

 

それから、美味しい新茶の飲み方の実践です。

今回は3煎目まで淹れるので、六煎茶の茶葉4gをティースプーンで測って急須に入れます。

そして、美味しいお茶を淹れる一番のキーポイント「お湯の温度と浸出時間」について詳しく説明されました。

 

 


 

キーポイントなので注釈しておきます。

 

一煎目:80度 やや高めにして、新茶の香りやうまみを感じる。

二煎目:90度 高めにして、新茶のさわやかなしぶみを味わう。

三煎目:90度 高めにして、ひと呼吸待つ、お菓子をつまんでお茶の余韻を楽しむ。

 

浸出時間は30秒ほどを基本にして、好みや天候などで変化させる。

竹内氏いわく、お茶の淹れ方は原則それぞれ好きに楽しんでいただくのがよいのですが、最初は基本に忠実に、そこから色々と加減を試していくと自分の好みに到達しやすいとのこと。

基本を先ずは押えること。

当たり前のことですが、どんな物事でも結構忘れがちなことですね。

六煎茶は完成度の高いお茶なので、うまく淹れれば五煎~六煎目まで楽しめるそうです。

飲み過ぎ注意ですが(笑)

他のお茶の楽しみ方としてフィルターインボトルを使った冷茶のおすすめがあって、

 


 

最後に「茶殻の美味しい食べ方」です。

 

そういえば、前回の1899茶バリエのブログでも茶殻がテーマでしたね。

特に新茶はやわらかく、清々しい味わいなので特に茶殻は捨てずに最後まで味わっていただきたい。合わせるのは和のものであれば大抵はよく合うそうです。

出汁やポン酢、鰹節、おつまみにはわさび漬けなどがおすすめです。

洋のものでもマヨネーズ、フレンチドレッシングなどもイケるとのです。

かたわらで見ていて、次回は「茶殻の美味しい食べ方」の動画を撮ろうか?などと事務局担当の茶バリエ 森田と話すくらいに面白い素材です。

 

他にご参加の皆さまから、

お湯は3分沸かすという基本はミネラルウォーターでも当てはまるのか?
→空気を出す為なのでミネラルウォーターでも同様、ただ沸かし過ぎも注意…。

鉄瓶でお茶を淹れるのはありか?
→水色をキレイに淹れる観点からは、陶器や磁器の急須がオススメ…。

などの質疑応答がありました。

 

一煎目で皆さまで「乾杯!」するなど、さながらオンライン茶会のノリで終始、和やかな雰囲気で終了し、あっという間の30分間でした。

 

P.S.


 

【1899ティーカレッジ】オンライン「新茶の楽しみ方」終了後、竹内氏が淹れてきてくれたティーカレッジの中で紹介した六煎茶の冷茶ボトルで「お疲れさま」会をささやかに行いました。

竹内氏がしみじみ「お茶の本質は会話で、プロセスが大切だと思うのです」と。

ペットボトルのお茶も美味しくて便利でよいのだけれど、お茶を淹れる準備であったり、相手や自分を気づかう思いであったり、合間の世間話も含めて、お茶と共に過ごす「ゆるやかな時間」に意味があるのですね。

なるほど、今後リモートワークが主流になったニューノーマル社会の中で、自分時間やコミュニケーションのあり方が旧来の概念ではうまくいかない恐れがあるけれども、本来のおもてなしがOMOであっても大事なのだと感じた一日でした。

そして、次回はリアルにお客さまと時間と空間、シーンを共有したいと思うのでした。

☆☆

今秋にリアルな【1899ティーカレッジ】を再開する予定です。詳細確定しましたら、CHACHACHA通信でいち早くご案内いたします。乞うご期待ください。

☆☆☆

「おうちで新茶テイスティングセット2020」は1899オンラインショップで6月末までの販売です。本ブログでご紹介した1899オリジナルの六煎茶に加え、1899が提携する「宮野園」茶匠 宮野圭司氏が厳選した狭山、静岡、鹿児島の新茶、全4種を飲み比べいただくセットです。只今、ご購入ごとに1899全店で利用できる¥1000クーポンをプレント中…

 

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