(本人撮影 ダイヤモンドヘッド頂上より)
1899 CHACHACHA Blog
【BLOG】世界のお茶事情~ハワイ編~
先日、機会があってハワイに行ってきました。
実はハワイに行くのは初めてだったのですが、
美しい景色や数多くの洗練された観光名所にも驚かされましたが、
なによりその日本人観光客の多さにとても驚きました。
まるで日本にいるかのように至るところで日本語が聞こえてくるし、
表示がカタカナのバスもあれば、その車内は日本で見かけるような
旅行代理店や高級ブランドの日本語のチラシで溢れていました。
元々海外のお茶事情には興味がありましたが、これほどに日本人が多いハワイでは
どのようにしてお茶が飲まれ、楽しまれているのかとても気になったので、
僕なりに観察してきた成果を皆さんと共有したいと思います。
ハワイではペットボトル茶がある
まず、ハワイでは僕たちが普段飲んでいるペットボトルのお茶が、
コンビニなどでごく普通に売られています。
というのも、ハワイ州観光局によると、2017年の日本人観光客の数は、
全体のおよそ16.9%を占める割合で、アジアの中ではダントツ一位のようです。
(参考:「トラベルWatch」https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1106511.html)
ただ、お店にいるお客さんの動きを見ていると、
外国人(米国人)がこれらのペットボトル茶を取る姿はあまり見受けられませんでした。
あくまで日本人をはじめとするアジア人観光客向けの品揃えなのでしょう。
ちなみに、こんな缶のお茶もよく見かけました。
これは一応GREEN TEAと書いていますが、実物はかなり甘いです。(笑)
僕が以前アメリカにいた時、お店で紅茶を頼んだら
信じられないほど甘くした紅茶が出てきたことに驚いた記憶がありますが、
それと同じくらい甘い緑茶(もはや緑茶ではない)でした。
おそらくこれがアメリカ(ハワイ)で実際に外国人が「お茶」と認識して飲んでいるものなのでしょう。
抹茶はハワイでも大人気
ペットボトルのお茶はおそらくアジア人観光客向け、
アメリカ人向けは甘味料が大量に入った甘いお茶が流通しているのだと思われますが、
抹茶はハワイでも大人気のようでした。
と、言っても本物の抹茶ではなく、抹茶スイーツが人気を博しているようです。
日本でもお馴染みの某お茶専門カフェには長蛇の列ができており、
お土産として抹茶ハワイアンクッキーなんかもよく見かけました。
コンビニにも抹茶のインスタントのようなものがありましたが、
やはりとても甘く、日本茶というよりはジュースのような感覚でした。
ハワイオリジナルブレンド、お土産としても最適
こちらの写真はハワイにある某お茶専門店で撮影したものなのですが、
なんとハワイ限定のオリジナルブレンドがあり、グアバやバナナ、パイナップルなどを
ブレンドしたオリジナルブレンドティーが展開されていました。
お店で試飲させてもらいましたが、ハワイらしく甘くてフルーティな香りがして、
色合いもとても綺麗でした。
皆さんも是非ハワイに立ち寄られた時はこんなオリジナルブレンドのお茶土産なんかも
見てみてはいかがでしょうか。
所謂「日本茶」の普及はまだまだ…?
今回僕がハワイに滞在したのは僅か5日程でしたが、
その間観察したところによると、少なくともハワイではまだ僕達が普段飲んでいる
所謂甘くない「日本茶」というものの普及はまだまだな印象でした。
でも、日本茶の海外輸出量が一番多いのは実はアメリカなんです。(2018年実績)
(「日本茶輸出促進協議会」https://www.nihon–cha.or.jp/export/date/index.html)
ことハワイに関して言えば、日本茶が目に触れる機会は多いし、
割と簡単に手に入る環境が整っているので、外国人が日本茶の美味しさを共感できれば
今以上に日本茶の海外普及が臨めるのではないかな、と思いました。
海外でのお茶事情を見るのは意外と面白いものです。
皆さんももし外国に行く機会があったら、
その国でお茶がどのように飲まれているのか注目してみると
面白い発見があるかもしれませんので、オススメです。
P.S
日本茶の美味しさはそもそも外国人の舌では共感しづらいという意見もあります。
日本茶の美味しさを残しつつ、外国人も飲みやすいような新しい味わいのお茶なんかを
開発したら世界のお茶事情が変わるかもしれませんね。
1899にも海外からのお客様がよくいらっしゃるので、いずれはその方々の意見を募り、
新しい味わいの日本茶を開発できたらいいなぁ、と思っています。