お茶がテーマの1899、5年間の歴史を振り返る

お茶料理を提供する創作和食店として開業

改装前の1899の太鼓のれんの看板

1899がお茶料理を提供する創作和食店として、2014年にレストランを開業してから早6年目を迎えます。最近では看板メニュー抹茶ビールを中心に1899の名前をご存知の方も多くなってきました。歴史というと少し大げさですが、レストランとして開業した後、お茶料理やホテル開業以外にも様々な機会をいただいてきましたのでご紹介したいと思います。

1899は、明治32年に旅館として創業し120年の歴史をもつ龍名館の事業のひとつです。2014年8月、創業地・神田駿河台(お茶の水)に位置するホテル龍名館お茶の水本店の改装時に、メインダイニングとして誕生しました。100年以上の歴史を持つ旅館事業とともに営んできた和食の技術を活かし、日本文化を取り入れた店作りを目指し、「お茶」をテーマにした1899は誕生しました。
2014年の秋頃、看板商品としていた抹茶ビールがSNSを中心に注目を浴び、翌年夏に開催した夏のビール飲み放題フェア「抹茶ビアガーデン」は国内外のテレビはじめラジオ、youtube、雑誌など数多くのメディアに取り上げていただき多くのお客様にご来店いただきました。

少しずつ展開していく1899の歴史

龍名館の事業展開のため、2016年に港区新橋で土地を取得し、1899のポテンシャルに期待を込め、2018年12月にホテル1899東京として開業しました。ここまでの歴史を振り返るとレストラン事業からホテル事業へ展開しているだけではありますが、これまでの間に様々な企業様とのご縁、機会をいただいてきました。当初、お茶を使った創作和食料理店として開業した時は想像しておりませんでしたが、行政の方々、産地の方々、茶道や煎茶道の先生方、その他お茶に関わる多くの方々とのご縁をいただき、様々な事にチャレンジさせていただきました。

約5年の歴史で様々なことにチャレンジ

まず開業から数か月経過した11月。日本茶インストラクター協会のご協力を得て、日本茶インストラクター2名を講師に日本茶セミナー「1899ティーカレッジ」をスタート。全国のお茶の飲み比べをテーマに開催いたしました。その後、2019年6月時点で20回までに回数を重ね、今まで知らなかったお茶の文化や効能を知るなど「新しい発見」を提供しています。

2015年、開業から最初のお正月にはお茶料理を使ったフェア「おせちブッフェ」を行いました。近くの神田明神や太田姫神社への初詣帰りの方、地元のご家族の方中心にお越しいただき、店のテラスにてお餅つきも行いました。

4月には台湾で開催された旅行博「Touch the Japan」に出展。4日間で計8万人が来場する大規模イベントで抹茶ビールを提供しました。スタッフは頑張って通訳から教わった台湾語でPRを行い、SNSを中心に多くの台湾のお客様にご支持いただきました。その後ご来店いただいたお客様もおり、初めて海を渡り直接PRできた機会でもありました。

さらに翌月の5月、新宿伊勢丹の地下1階で開催された「フードコレクション “Easy to Enjoy green Tea”」に7日間出展。全5品のお茶料理惣菜と抹茶ビールの販売を行いました。日本中から大手、また歴史あるお茶屋さんも出展されており、お茶業界ではまだまだ外様の1899ですが多くのお客様にお越しいただきご好評いただきました。

2017年春には、東京家政大学が狭山茶を使ったオリジナルメニュー開発事業(レシピコンテスト)では、料理長の大久保が審査員として加わる他、当店にてメディア向けの試食会を開催。賞を得た3品については、実際に一か月間当店で販売提供も行い、学生の発想力の展開場所としても活用いただきました。

2018年3月、公益社団法人日本茶業中央会の事業のひとつである「サンルージュを活用したお茶料理とドリンク開発」に協力させていただき、お茶料理及びドリンクのレシピ研究を行いました。最終的には当店にて試食会を実施し、当時お茶業界の長い歴史の中で、まだまだ生産量も少なく市場での認知度も少ないサンルージュのPRに微力ながら貢献させていただきました。

2018年11月には鹿児島県霧島市のPRの場所として当店をご利用いただき、合わせて霧島茶と霧島の食材を使った料理などのメニュー開発にも協力させていただきました。

ホテル1899東京が開業した2018年12月には、第72回全国お茶まつり東京大会に出展。抹茶ビールを中心にPRを行いました。当然ながらレストラン業・ホテル業として出展しているのは1899のみで、お客様にも注目いただきました。また、1899のことをご存知の方、ご来店いただいた方も想像より多くいらっしゃり、これまでの活動の成果を感じた時間でもありました。

2019年5月には静岡県で開催された「世界お茶まつり2019」に出展。抹茶ビールの販売と共に、開業したばかりのホテル1899東京のPRを行いました。ここでも多くのお客様が1899のことをご存知で、中には「前日にホテル1899東京に宿泊した」という方もおり嬉しい限りでした。また同イベントのひとつの企画である「日本茶喫茶スタイルコンペティション」の審査員に、僭越ながら私が加わらせていただいております。お茶業界以外の側面から意見を述べさせていただければと思っております。

その他、新聞や雑誌などのレシピ欄に掲載いただくなど、多くの媒体を通して1899は活動してきました。

いかがでしょうか。具体的な事業としてはレストランとホテルだけではありますが、それ以外でも多くの活動を行ってきました。ここに記載できていないものもあり、今後さらに1899の活動の幅を広げ、少しずつ歴史を積み重ねていきたいと思います。今後もウェブサイトやSNS、メールマガジン「CHA CHA CHA通信」を通して1899の活動をお伝えしてまいりますので、引き続きご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

 

2019年6月8日

濱田 裕章(hiro1899)

世界お茶まつりの様子~1899の歴史を振り返る~