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かりがね茶の魅力に迫る|1899 CHACHACHA BLOG

2022/02/12 茶を食す話 南郷恵珠

かりがね茶の魅力に迫る|1899 CHACHACHA BLOG

皆さんこんにちは。今年もいよいよ花粉シーズンが近づいてきましたね。私は軽度なのでまだ症状は出始めていないのですが、少しでも予防をしようと最近は毎日「べにふうき」ばかり飲んで過ごしています。しかし流石に毎日飲んでいると、違った味を自然と欲してしまうものです(笑)そこで今日は、リラックス&リフレッシュにピッタリのお茶をご紹介します。


それはずばり、かりがね茶

私がリラックス&リフレッシュにピッタリのお茶としてご紹介したいのはずばり、『かりがね茶』です。
かりがね茶、という名前を一度は聞いたことのある方も多いかもしれませんが、一般的には「茎茶」と呼ばれるお茶のことで、地方によって「かりがね茶」の他に「棒茶」「白折(しらおれ)」とも呼ばれます。

名前の通りお茶の葉ではなく茎を使って作られたお茶です。少し詳しく説明すると、煎茶や玉露などのお茶を仕上げる工程で、柔らかい葉から茎や粉をはじくのですが、そこで取り出された茎の部分だけを集めて詰められたのが茎茶です。この茎茶のうち、上級煎茶や玉露の茎を使ったものだけを「かりがね茶」と呼ぶ場合もあります。


早速二種類のかりがね茶を購入してみたのですが、どちらも名称には「茎茶」と書かれていました。手に乗せてみると、かさの割に軽く、ほうじ茶と煎茶が混ざっているような手触りでした。そして淹れる前から本当にいい香り。原材料は煎茶や玉露と同じお茶でありながら、葉の部分より値段もお手頃なので、日常的にお茶を飲まれている方にはおすすめです。

かりがね茶の味わいは?

さて、気になるのはお味ですよね。お茶屋さんでお店の人に、茎茶は水出しが美味しいと聞いていたので、早速おすすめの淹れ方で飲んでみました。
夜のうちにマイボトルにかりがね茶と冷たいお水を入れ、ひと晩かけてじっくり抽出。朝、茶こしを使ってグラスに注ぎ、いただいてみると、、、とっても甘くてすっきりとした味わい。開封した時の香りから期待した通りの甘みとうま味が出ています。


水色(すいしょく)は薄めですが、しっかりと美味しさが抽出されていました。

次に、まだこの時期なのでやはり温かいお茶も飲みたくなり、急須を使ってお湯でも淹れてみました。かりがね茶を淹れる時は、ほうじ茶を淹れる時のように多めに、大さじ一杯ほど掬います。お茶屋さんでは「レンゲで一杯くらい」と教わりました。一度沸騰させ、90℃くらいに冷ましたお湯を注いでお茶を淹れます。


左がお湯で淹れたかりがね茶、右が水出しで淹れたかりがね茶。

お湯で淹れると、水出しよりも濃い水色になりました。味や香りの特徴はというと、甘みと一緒に、煎茶を淹れた時のような渋みや苦みも少し出ていました。それでも煎茶に比べると甘みが強く、またなんと言ってもかりがね茶の特徴である後味のスッキリ感が全然違います。

かりがね茶の隠れた魅力

手に入れやすく味も美味しいかりがね茶。魅力はそれだけではありません。お茶の甘みやうま味と深く関わっているのがその成分です。うま味成分である「テアニン」は光の影響を受けてカテキン類に変化しますが、太陽を葉の部分ほど浴びていない茎の部分はこの変化が抑えられており、うま味が多く渋味が少ないという特徴があります。
この「テアニン」は身体をリラックスさせるはたらきがあるのです。お茶を飲んでほっとする、その「ほっ」をもたらしてくれているのがテアニンです。

 

リラックスしたいなら断然“水出し”がおすすめ!

甘み・うま味の元であり副交感神経をはたらかせるテアニンは、冷たいお水にも溶け出します。それに対し、苦み・渋みの元であるカテキンや交感神経をはたらかせるカフェインは、熱いお湯によく溶け出します。そのため、よりリラックス効果を得たい方は是非“水出し”で、かりがね茶を楽しんでみてください。

また、かりがね茶にもランクが様々あり、どのお茶から作られたのかによって味わいが異なるため、ぜひ産地や品種を見ながら選ぶことをおすすめします。
かりがね茶は味の主張が強すぎず後味もスッキリしているので、お料理にもお菓子にも相性が良いですよ。

P.S. お家で美味しいお茶やお茶菓子を愉しむのも至福ですが、1899の心落ち着く空間で、1899の茶バリエが丁寧に淹れたお茶をゆるやかに愉しむのも、リラックス&リフレッシュには効果てきめんです。誰かが淹れてくれたお茶って、どうしてあんなに温かいんでしょうね。

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