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和の1899出汁カレーで茶会って? | 1899 CHACHACHA BLOG

2020/08/22 茶を食す話 水野豊

和の1899出汁カレーで茶会って? | 1899 CHACHACHA BLOG

◇和の1899出汁カレー

「カレーは飲み物。」とは故ウガンダ・トラさんの言葉ですが、1899出汁カレーは飲み物ではありません。

お茶をテーマにしたRESTAURANT1899 OCHANOMIZUのカレー、「お茶に合うカレー」です。

そんな1899出汁カレーのキーワードは和です。
これには2つの意味があります。

ひとつはコミュニケーションツールとしてのカレー、もうひとつは和食としてのカレーです。

◇コミュニケーションツールとしてのカレー

カレーといえば、ラーメンとならぶB級グルメの代表格ですが、国民食と呼ばれるように、国民ひとりあたり平均的に週1度以上(年間70食以上!)は喫食しています。日本のカレー粉の消費量から計算した人がいるのですね、これはラーメン以上らしいです。

あらためて見渡してみると家庭にそれぞれのこだわりの味があり、日本中にご当地カレーが存在したり、レストラン店舗もカレーのカテゴリーで店舗数が世界一といわれるチェーン(インドでなく日本なのですね)や、個人経営の店舗から食堂、バーの食事メニューまでジャンルも多種多彩、そして多才です。

ちなみに、日本にカレーが伝わったのは江戸時代終末期でイギリス由来らしいのですが、その発祥は明治初期にいち早く開港した横浜、海軍カレーで有名な横須賀、はたまた北海道、“Boys be ambitious”で有名なクラーク博士が伝えたとか諸説あるようです。

また、何故カレーが日本人の国民食と呼ばれるまでに発展したかの仮説として、五味説、日本人の味覚の特性といわれる五味(甘、辛、酸、苦、うま味)をカレーが網羅しているからという説、アレンジ説、舶来のものを巧みにアレンジするのが得意だからという説、他にスパイス説、スパイスが日本人の体質に合う説、ご飯に合うから説などが、カレー粉で有名なヱスビー食品のホームページに記されています。

そういえば、当社(龍名館)総料理長は会席が専門で五味・五色・五感・五法を口癖のように龍名館の若手の料理人たちに伝播していますね。

ご飯に合うから説にからむと思うですが、日本的なカレーの表現の「カレーライス」と「ライスカレー」の違いは諸説あって、カレーライスがルーとご飯が別盛でちょっと高級、ライスカレーがご飯にルーを掛けたもので庶民的であるとか、時代による新しい、古い言い方で結局は同じものであるという説など、はっきりわかりません。…

古い言い方で今となっては死語ですが、お嫁さん候補のキラーコンテンツは「おいしい肉じゃがを作れること」といわれてもいました。

ある有名大物芸人にいわせると、それは肉じゃがより「うまいカレーを作れること」で、結構それに同調する方も多いようです。カレー好きの男性って多いですからね。男料理の代表格でもあります。

日本人にとってのカレーとは、給食のカレーや学食のカレー、彼氏、彼女に供するカレー、キャンプで食べるカレーから、ジンクスで食べる勝負カレー、負けた時にお腹と心の空腹を満たすカレー、恋話に花を咲かせる女子会で食すカレー、はたまた自民党の部会などで食す定番カレーまで、人生のシーンを彩るコミュニケーションツールではないかと思うのです。
ちょっと大袈裟ですが…。

そんなカレーをRESTAURANT 1899 OCHANOMIZUがメニューに加えたいと思ったのは、1899のブランド名に由来します。

いまや、HOTEL、RESTAURANT、CHAYAに加え、オンラインショップも構える1899ですが、始まりはお茶の水にあるRESTAURANTです。

この場所は、「ホテル龍名館お茶の水本店」が併設されている通り、創業120余年の旅館「龍名館」の創業の地です。1899はこの創業年にちなみます。

「ホテル龍名館お茶の水本店」は宿泊体験として、街の喧騒と隔絶した静寂のプライベートな空間の提供を意識していますが、「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」は街に開かれた、そこに住む方や働く方に街の資産のように思っていただける場所を作ることを意識しています。

これが1899のブランドビジョンである‘お茶と共に過ごす「ゆるやかな時間」の経験を通して、人々の「心の満足度」と「満足の
持続」を提供する’につながっています。

そして、コロナ禍により人々の本来あったコミュニケーションが分断されつつある中で、1899として出来ることのひとつが地域コミュニティへの貢献、「神田カレーグランプリ」への参加でした。

最近は夜の飲み会にやや距離をおく風潮もありますが、「茶を食す」がテーマのRESTAURANT 1889 OCHANOMIZU ならではの「1899出汁カレー」で茶会などは、いかがでしょうか。

 

◇和食としての1899出汁カレー誕生まで

RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUの「1899出汁カレー」の当初の正式名称は、「1899出汁香るカレー牛すじ煮込みあいがけ和風ピクルスを添えて」だったのです。

「長すぎるでしょ!」とか「覚えられない…」、「早口言葉?、舌を噛んじゃう」、「メニューブックが読みにくい」、「WEBなどの表示に収まらない…」などのクレームまで社内、店舗スタッフでも侃々諤々(かんかんがくがく)ありまして、それではワードを断捨離してひと言に集約しようということになり、「1899出汁カレー」に落ち着きました。

そう、1899出汁カレーは出汁が決め手です。

RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUは「茶を食す」がテーマのお茶のカフェレストランですから、お茶と相性がいいカレーを作るというのが開発目標でした。

ちなみにお茶の「アミノ酸」と出汁の「核酸」の組み合わせが、和食の“うま味”を飛躍的に高めることは、ペットボトル『おーいお茶』で有名な伊藤園の研究成果として明らかにされているようです。

1899出汁カレーの商品開発を担当したRESTAURANT 1899 OCHANOMIZU 副料理長の五十嵐の話です。

ちなみに五十嵐のそもそもの専門ジャンルは日本料理ですが、カレー大学を修了するなど龍名館でもカレーフリークとして有名です。

 

◎1899出汁カレーとは

カレーはスパイスが最重要なのですが、1899出汁カレーはしっかり出汁の香りを楽しんでもらう為に、カツオと昆布からしっかり出汁を強めに抽出しています、スパイスは出汁を殺さないように極力しぼり込んで複雑な組み合わせになるのを避けて作っています。

甘辛くやわらかく煮込んだコラーゲンたっぷりの牛すじは食感を楽しんでもらいたいのと、具材の大根や牛蒡(ごぼう)などの根菜は体を冷やす作用があるので、カレーで火照った体を適度にクールダウンする優しい味わいで滋味を堪能するカレーです。

付け合わせのライスは、1899名物の茶飯で、ほうじ茶で強めに炊くことにより、カレーや牛すじ煮込みに負けない味わいで仕上げてます。

日本料理の技法を駆使していて、和のカレーといえます。

 

◎1899出汁カレーのおすすめの食し方

出汁カレー、牛すじ煮込み、茶飯の三重奏で、これに自家製の出汁で漬けた和風ピクルス、お味噌汁と小鉢が付いて、一汁三菜で構成しています。

それぞれ自信をもって美味しくいただけますから、先ずは出汁カレーをルーだけで楽しむ、次に牛すじ煮込みを楽しむ、小鉢と茶飯を楽しむ、箸休めに和風ピクルス、お味噌汁で楽しんでいただき、最後は出汁カレー、牛すじ煮込み、茶飯を一緒に楽しむという流れをおすすめしています。

個人的な隠れ技としては、
出汁カレーと牛すじ煮込み、茶飯を少し残しておいて、追い出汁でお茶漬けのようにして〆るのもありです。

メニューにはないのですが、スタッフにこっそり相談してみてください。

TO GO(持ち帰り)の場合、
ご家庭で簡単に作る追い出汁のおすすめは、めんつゆです。うどんやそばの汁くらいに希釈して、これを熱々にして掛けるのがグッドです。

 

◎カレー、料理への思い

私の専門は日本料理ですが、ここを起点に創造性のある料理を作りたいと意識しています。神田お茶の水界隈には美味しいカレーを提供するお店が多種多彩、多才にあります。

RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUのカレーを考えるにあたり、日本料理、和食としてのカレーを強く意識しました。神田お茶の水界隈のカレーの新ジャンルとして、皆さまに愛されるカレーとして育んでいきたいですね。

 

◎<ワンポイント>おうちで作る出汁カレー

追い出汁でおすすめした‘めんつゆ’を活用するのもよいですが、市販の顆粒(かりゅう)の出汁の素をそのままカレーに入れてしまうやり方もおすすめです。

塩梅はそれぞれですから是非試してみてください。アレンジしやすいのがカレー料理のよいところです。

 

◎神田お茶の水界隈のおすすめのカレー店(五十嵐的な趣味)

1899出汁カレーを開発にあたり、神田お茶の水界隈のカレー店を改めてあちこち食べ歩いたのですが、「ボンディ」さん(神田カレーグランプリ 初代グランプリ)が好きです。
この界隈では有名な老舗ですが、スパイスと野菜の甘みのハーモニーが絶妙で、やはり秀逸です。

個人的にはインドカレーより欧風カレー派なのでそれも影響していますが…。

 

◎カレーの食べ歩きのコツ

カレー大学で推奨されている考え方なのですが、カレーは嗜好性が強いので、まずはご自身のカレーの嗜好を知ることがとても大切です。

辛いカレーが好きだと思い込んでいる人でも食べ歩いている内に、違う味のカレーが好きだったことに気づく人も多いようです。

まずは、自分はどんなカレーが好きなのか?
嗜好を常に意識しながら複数のジャンルのカレーを食べることがコツです。

カレー分類(例

インド系:インドカレー、アジアンカレー
欧風系:英国式カレー
日本進化系:ライス(スープカレー、焼きカレー、出汁カレーなど)、その他(カレーパン、麺系、惣菜、調味料、菓子など)

カレー嗜好度(例

インドカレー派?、欧風カレー派?、日本進化型カレー派、その他?、辛口派?、甘口派?…体調や気分、舌の成熟度によっても嗜好は変化します。

1899出汁カレーは日本進化系の和食ジャンルでしょうか…?

神田お茶の水界隈のようにカレー店は都市部に集中していて、様々なジャンルのカレーを食べ歩きしやすい傾向にあります。

きっかけとしては、「神田カレーグランプリ」スタンプラリーのコースにラインナップされているカレー店は多種多彩、多才なジャンルが集まっていて、嗜好を探訪する旅に最適です。

でも、難しいことを考えずに、好きな店を行き当たりばったりで徒然に見つけるのも一興です。

 

P.S.

「神田カレーグランプリ」のスタンプラリーが2020年9月1日から始まります。「神田カレーグランプリ」の参加各店(もちらん、RESTAURANT 1899 OCHANOMIZUでOK)にて当該ガイドブックが配布されます。

これに記載された任意の食べ歩きコースを期限内(2020年12月末まで)に到達(全店来訪)した方は年明け2月に「カレーマイスター」他の各賞で表彰されます。特典も満載です。

また、「神田カレーグランプリ」のスタンプラリー参加者の皆さまの投票により「グランプリ決定戦」への出場店舗を選出、例年、小川町広場で決定戦イベントが開催されます。
※現在のところ本年の開催未定

そこで、その年のグランプリ店舗が決定します。

RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU「1899出汁カレー」の応援も是非ともお願いいたします。

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